子どもの観察眼には驚かされることがあります。
ある日筆者の友人B子は5歳の姪っ子に似顔絵を描いてもらいましたが、完成した絵が予想外過ぎて、人生を見つめ直すことに……。
5歳の姪と一日過ごすことに
B子が独身時代の話です。ある休日、一人暮らしのB子の元に実家の母から連絡が来ました。5歳の孫娘(B子にとっては姪)を一日預かることになったから手伝ってほしいとのこと。
実家へは車で20分ほど。B子は快く受け入れました。
母とB子、姪の3人で広い公園でひとしきり遊び、帰宅後、今度は姪が、
「お絵かきする!」
と言い出し、母とB子の顔をチラチラ見ながら画用紙に鉛筆を走らせていきます。やがて、
「出来た!」
得意げな顔で見せたのは、おそらく似顔絵。
「こっちがおばあちゃん、こっちがB子ちゃん!」
姪が最初に指し示した母の似顔絵はニコニコと笑っていて、上の方には太陽のようなものも描かれていました。
姪が描いた似顔絵を見て絶句
そして次に姪が示した絵を見てB子は絶句します。
え、これが私? 私、こんな顔してたの?
そこに描かれていたのは、口を引き結び、眉も吊り上がっている固い表情の自分。
公園からここまでずっと楽しく過ごしていたのに。
「私、こんなこわい顔してたかな」
恐る恐る聞くと、
「うん、してるよ!」
無邪気に返されてしまいました。

