「愛情不足」か「過干渉」か。家庭環境を重視する声
学校生活において、いつの時代もなくならない「いじめ問題」。加害に走る子どもたちは、一体どのような背景を抱えているのでしょうか。ネット上では、「親の育て方や家庭環境に問題がある」とする声と、「本人の性格や集団心理の影響が大きい」とする声で激しい議論が交わされています。愛情不足から過保護、価値観の押し付けまで、子どもをいじめに駆り立てる要因について考えます。
いじめる要因として、まず多く挙げられたのが家庭環境です。「愛情が足りない子が、愛されている子に嫉妬(しっと)して意地悪をするのではないか」「親に放置されている子が、気を引きたくて問題行動を起こす」といった分析が目立ちます。
一方で、不足ではなく「与えすぎ」を懸念する声も。何不自由なく育てられても、親が理想を押し付けすぎた結果、子どもがストレスを他者にぶつけるパターンや、過保護すぎて「自分は何をしても許される」と傲慢(ごうまん)な性格になってしまうケースも指摘されています。
「育て方だけではない」集団心理と本人の資質
一方で、家庭環境の影響は限定的だと考える人も少なくありません。「環境が悪くても真っ直ぐ(まっすぐ)育つ子は多いし、結局は本人の性格」「残念ながら集団になれば、誰かがターゲットになり、誰かが加害者になる構造が生まれてしまう」という冷徹な意見も。
また、本人が主導していなくても、周囲の空気に流されて加担してしまうパターンも多いのが現実です。「いじめっ子を排除しても、また別の子が加害者になるだけ」という指摘は、いじめ問題の根深さを物語っています。

