■マタニティマークを付けることは「自慢!?」



妊娠初期は外見からは妊娠していることがわかりにくいため、マタニティマークを付けることで緊急時や交通機関などを利用するときに役立つ。一方、マークを付けたことで嫌がらせや不快な経験を受けたという声も耳にする。マタニティマークは「幸せアピール」、不妊に悩む方への配慮に欠けるなど、さまざまな意見が飛び交う。安全への配慮として考案されたが周囲に妊婦であることを示すことで危険が及ぶことも念頭に置かなければならない。






本作は、作者のわたすさんの実話を交えたセミフィクションだ。妊娠8週目で営業職だったわたすさんは、目のつきやすい社員証にマタニティマークを付けるよう上司から指示を受けた。重いものも持たなくていいと言う。その後、社員に妊娠を通達をすると未婚の先輩たちから「私は妊婦でーすって自慢したいの?」「周りから『おめでとー』ってチヤホヤされたいの?」と嫌味を言われた。「この体験は、今から約9年前の出来事です。昨今の会社ではこのようなことはあまりないと思いますが(あったらすぐにSNSで叩かれそう)、同じ環境の方は漫画を参考によい答えを出せたら、と想いを込めています」と制作に込めた想いを話す。」



先輩の言い分としては、「そのマークを付けていたら周りは気を遣わなきゃいけないの。あなたひとりのために構ってられない」妊婦という理由で配慮はしたくないと言った。わたすさんは、このとき初めてマタニティマークの意味や使い方を考え直したという。「心配でマタニティマークを付けていましたが、まさかマタハラにあう心配もあるのかと思いました。すべての妊婦さんが安心安全なマタニティライフおよび出産に臨めるよう、心から願ってます」とわたすさんは話す。
取材協力:わたす(@watasu_55)
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