まとめ

老老介護は、高齢同士の介護が増えている現状から見ても、誰にでも起こりえる課題です。限界サインを早めにとらえ、訪問介護、通所介護、短期入所などを組み合わせて介護者が休める仕組みを作り、緊急時の受け皿まで整えることが共倒れを防ぐ鍵になります。
加えて、人生の最終段階の医療やケアは、本人の意思を尊重し、医療・ケアチームで十分に話し合って方針を決めることが重要とされています。介護の設計と同時に、延命治療の希望、救急搬送の考え方、連絡先、代弁者などを早めに整理しておくと、家族の迷いと負担を減らせます。介護は早めに外部資源を入れた家庭ほど、結果的に穏やかに継続しやすい傾向があります。頑張り切る前に、仕組みを増やすことを優先してください。
参考文献
『2022年 国民生活基礎調査の概況 介護の状況』(厚生労働省)
『介護保険制度について』(厚生労働省)
『認知症対応型共同生活介護(グループホーム)』(厚生労働省)
『特定施設入居者生活介護』(厚生労働省)
『人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン』(厚生労働省)

