
ABEMAが生中継する2026年シーズンの『FIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦『サファリ・ラリー・ケニア』。最終日となった3月15日(日)の中継では、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamに所属する日本人唯一のドライバー・勝田貴元選手が、過酷なラリーを制し、自身初となるWRC総合優勝を飾った。日本人のWRC総合優勝は、1992年の篠塚建次郎氏以来、34年ぶりの快挙となる。
■大荒れの展開の中、冷静かつアグレッシブな走りでフィニッシュ
第2戦のラリー・スウェーデンでトップ争いを演じながらも惜しくも総合2位となっていた勝田選手は、世界一過酷と称される伝統のサファリ・ラリー・ケニアで見事に雪辱を果たした。デイ2では前輪が左右ともパンクするトラブルに見舞われ一時は総合7位まで後退したものの、デイ3で同僚のセバスチャン・オジエ選手らトヨタ勢3台がデイリタイアする大荒れの展開の中、冷静かつアグレッシブな走りを披露した。
最終日開始時点で首位に立つと、最後は2位のアドリアン・フルモー選手(ヒョンデ)を27秒4差で振り切り、総合トップでフィニッシュ。ケニアは過去にも2位に入っている相性の良い地であり、通算5回総合2位の悔しさを糧に、ついに悲願の頂点に立った。
■勝田選手優勝コメント
歴史的快挙を成し遂げた勝田選手は「本当に応援ありがとうございました。難しいスタートで始まったこのサファリ・ラリー・ケニアだったんですけど、最後ここで優勝することができて本当に嬉しく思います」と喜びを語った。
「自分のペースがあれば、勝負になったらという状況になれば、勝てるポテンシャルがあると思っていたんですけど、思いもよらぬ展開があって、最後ここに立つことができて自分でもちょっとびっくりしてます」と激動のラリーを振り返り、「前回のスウェーデンの2位は本当に悔しかったですし、今回の優勝を機にさらに優勝、そして表彰台をさらに稼げるように頑張っていくので、これからも応援していただけたら嬉しいです」と今後のさらなる飛躍を誓った。
勝田選手の歴史的優勝の瞬間に、ABEMAのスタジオも大きな感動に包まれた。全日本ラリー選手権のコ・ドライバーでもある解説の小坂典嵩氏は、優勝の瞬間には思わず感極まって涙を流し「最初のステージからトラブルがあって正直またこのパターンかと思っていた自分がいた。それでも諦めずにチャンスが巡ってくるまでしっかりタイムを出し続けてものにする持ち味が発揮された」「みんなから応援されているんだなと改めて感じた」と語り、勝田選手の激闘を称えた。
また、スタジオゲストの沢口愛華は、「(スタジオで)シャンパンファイトしませんかって言ったら、ダメですって言われました(笑)」「いただきます~!」と言いながら祝杯をあげ、実況を務めた布施宏倖アナウンサーとともにスタジオを大いに盛り上げた。

