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「血圧が高い」と“頭痛”は起きやすい?痛みの特徴と注意点も医師が解説!

「血圧が高い」と“頭痛”は起きやすい?痛みの特徴と注意点も医師が解説!

「血圧が高くて頭痛」がするときの正しい対処法は?

頭痛が起きたらまずは安静を保ち、血圧を測定する

頭痛がしたときには、楽な姿勢で安静を保、血圧を測定しましょう。血圧が非常に高い場合(収縮期血圧が180mmHg以上、または拡張期血圧が120mmHg以上)のときには、高血圧が原因のことがあります。
また血圧が高くない場合には、他の原因による頭痛の可能性があります。

生活習慣の見直し

高血圧が原因の頭痛であると診断された場合には、生活習慣の見直しが必要です。
食事としては、減塩(6g/日以下が目標)、飽和脂肪酸やコレステロールを控える(赤身肉や加工肉を控え、魚を中心とした食事)といったことを心がけましょう。野菜、果物、海藻や大豆製品、ナッツ類を積極的に取り入れるとよいと思われます。
1日30分程度の有酸素運動(散歩・速歩など)も合わせて行うと効果的です。

市販の頭痛薬に頼らず医療機関へ

一般的に、頭痛に対してロキソプロフェン(ロキソニン)、イブプロフェン、アスピリンなどのNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)やアセトアミノフェン(カロナール)が主に使用されています。
ただし、NSAIDsは腎臓の血管を収縮させ、塩分や水分の排泄を抑制する作用があり、血圧を上昇させるリスクがあるため、使用には注意が必要です。
アセトアミノフェンであれば比較的安全に使用できます。
ただし、高血圧による頭痛の場合には血圧を下げることが根本的な治療であるため、市販の薬を使用せず、まずは医療機関を受診しましょう。

「血圧が高いと起こる頭痛」についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「血圧が高いと起こる頭痛」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

なぜ血圧が高いと頭痛が起こるのでしょうか?

大沼 善正(医師)

血圧が高いだけでは、頭痛は起こりにくいとされています。しかし、血圧が急激に上昇した場合や非常に高い状態(収縮期血圧180mmHg以上、または拡張期血圧120mmHg以上)では、頭痛が起こることがあります。血圧が上がると、脳は血管の収縮・拡張を調整して、血流を一定に保とうとする方向に働きます。これを、「脳血流自動調節機能」といいます。血圧が急に上昇した場合や、非常に高くなったときは、その機能が追いつかなくなり、血管に強い負担がかかります。すると、脳の血管のバリア(血液脳関門)に隙間ができ、血液中の水分が血管の外にしみ出し、脳のまわりの組織がむくむことがあります。脳は硬い頭蓋骨に囲まれているため、むくみによる圧力の逃げ場がありません。その結果、脳を包む膜や周囲の神経が刺激され、頭痛として感じられます。

どれくらい血圧の値が高いと頭痛が起こるのでしょうか?

大沼 善正(医師)

収縮期血圧180mmHg以上、または拡張期血圧120mmHg以上で起こりやすいとされています。

水分をたくさん摂ることで高めの血圧は下がりますか?

大沼 善正(医師)

水分をたくさん摂ることによる高血圧改善効果はありませんが、水分をとることで脱水が改善し、血圧が安定することは考えられます。とくに夏場ではのどが渇く前にこまめに水分補給をすることは、脱水の予防のために大切です。心疾患や腎臓病の方は、水分を摂りすぎるとむくみや持病の悪化につながる可能性があるため、医師と相談して水分量を決めましょう。

血圧が高めで頻繁に頭・こめかみが痛くなるときは何科を受診したら良いですか?

大沼 善正(医師)

まずは一般内科、循環器内科を受診するのがよいと思われます。血圧が高くて頭痛がする場合には、高血圧による頭痛のほかに、褐色細胞腫、自律神経反射、妊娠中に起こるものなどいろいろな原因があるため、まずはその鑑別が必要となります。頭痛だけでなく、意識が低下する、目の見えづらさがある、手足のしびれがある場合には、脳神経内科・脳神経外科を受診しましょう。

配信元: Medical DOC

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