
いよいよ年の瀬が迫った高知県はいつになく暖かで、流石「南国土佐」といった陽気が続いていた。しかし新年を迎えると天候は一変。西日本に大寒波が襲来!「2026年元日に初釣りを!」と北風吹き荒む宿毛を目指す。今年も初釣りはアジングからのスタート!寒さ、爆風予報という状況下で、果たして初場所のアジに出会えるのだろうか?地元釣り具店で情報収集を行い、いざ宿毛へ!
四国西部、愛媛の状況やいかに?
ここ数年、年初めの初釣りは四国でアジング&エギングというのが定番となっている。今年も、昨年絶好調だった愛南地区御荘湾へと思っていたのだが、先発した友人たちから「あまり思わしくない」との情報が…。昨年、尺アジが乱舞したポイントでは今年はひと晩粘っても片手程の釣果とのことである。アジングの聖地である佐多岬でも、釣れている場所はかなり限定的で混雑気味のようだ。
はてさて、今年はどこを目指せば良いのか?すがるような思いで、地元の釣り具屋さんを訪ねてみると、有力な情報を得ることができた。教えてもらったのは宿毛地区である。毎年よく通る場所ではあったものの中々竿を出す機会がなかった場所であり、アジングでは初場所となる。しかしながら、釣行当日は爆風という状況…無事に竿を出せると良いのだが…。
夕マヅメ爆風スタートは底攻めでカマス連発!
釣り具屋さんではいくつかのポイントを教えてもらったのだが、中でもここ最近数が出ているという場所へ向かってみると、先行者はエギンガー1名のみ。それにしてもこの爆風…これいけんのか?釣りになるのか?と自問自答しながら、不安の中タックルの準備を進めた。
海を覗くも、少し濁りが入り魚の姿は確認できなかったが、「まあ、何か釣れるかもしれない!兎に角投げてみよう!」と2026年の初釣りを開始。コノ字型の堤防を二手に別れて探って行く。
リグはオススメされた0.8gのジグヘッドに3.0inのワームを装着し、底から順にタナを探っていった。しかしたったの一度も反応はなかった。寒さ、風に加えて、この反応の無さには早々に心が折れそうになる(汗)。しかし、ここまで来て手ぶらでは帰りたくない!この時点で唯一の救いは釣り具屋さんの「常夜灯が灯ると海は一変するから!」というアドバイスであった。この言葉を希望に、とにかく耐えるのだ(笑)!
悶絶する私たちの元に地元の親子アングラーがやってきた!彼らはキビナゴをエサにぶん投げると…あっという間にヒットさせた!上がってきたのは良型のカマスである!話を聞けば、ベタ底で反応があるとのこと。「隣でやってみてください!」と言ってくれたので、それではとお邪魔させていただくと、なんと今年初となる生命反応があった!さすが、ロコアングラーである。徐々に潮の流れも速くなり0.8gのジグでは流されてしまうため2gのジグヘッドへとウエイトアップ。明確に底が取れるようになるとベタ底でのみアタリが出始め、カマスがヒットするようになった。
その後は、親子アングラーと会話を楽しみながら、暫しカマスと遊ばせてもらったのだが「私たちはこの釣り場まで約12時間の道のり」だったことを話すと、驚いた様子で竿を置いて電話をし始めた。何かと思えば、本命のアジが釣れぬ私たちのためにあちこちに電話をし、色々と情報を聞いてくださっていたのだ!なななんとお優し~!体はすっかり冷え切っていたが、とても心温まる出会いであった。お土産を確保した親子アングラーは納竿。去り際には「これもよく釣れるよ!」とミノーをプレゼントしたくれた!「宿毛の釣りを楽しんでね!」という優しい言葉に「風がなんじゃ~寒さがなんじゃ~」と俄然やる気が出たのであった。

