「飯島直子の今夜一杯いっちゃう？」(毎週木曜夜10:00～、BSフジ)が、10月2日(木)に放送された。同番組は飯島直子が地元の人に愛される店を飲み歩き、店の常連客や飯島がいま会いたい、話してみたいゲストと”本気でサシ”飲みをしていくBSフジの人気番組だ。今回は台東区御徒町を舞台にゲストの片岡鶴太郎とサシ飲みをするほか、常連客を巻き込んでヨガの実演もおこなわれた。
■御徒町に知られざる縁のあるゲストとの出会い
今回の舞台は、東京都台東区・御徒町。上野駅と秋葉原の中間点にある御徒町には有名なアメ横があり、インバウンド客たちが多くやってくる日本を代表する観光地となっている。また日本最大級の宝石問屋街としても知られ、江戸時代から続く長い歴史を持つ街だ。
人の波に揉まれながら飯島がやってきたのは、上野シックスロードという雑居ビルの地下にある17年の歴史を持つ「心洗庵」。昼から飲みはじめることのできる蕎麦の店だ。産地直送の素材を使った料理の数々や蕎麦前、店主の川島敬さん厳選の酒をいただき、最後には手打ちそばで締めるという昼呑みが愛されている。
常連客が他局の人気酒飲みバラエティーの話をしているようすを聞き取った飯島。「こんいち」の収録で来ていることを教えてあげようかなと笑いつつ、ひとまず近くのテーブルについている常連客と乾杯を交わす。運ばれてきたビールと「あげそば」にご満悦になっていたところに、ゲストが到着した。
街の人達にすれ違うたびに「こんにちは」と明るく声をかけながら歩くゲスト・片岡鶴太郎。御徒町にある店を指さし、よく行く眼鏡店であると教えてくれる。その後もスタッフとも気さくな会話をしながら「心洗庵」を訪れると、「お話中のところ！」と声をかけて常連客たちと話し込んでいる飯島のもとへ。
■おいしい料理を食べながら、常連客を巻き込んでヨガの実演に
本日のゲストである片岡鶴太郎は、浅草演芸場に立って50年、年齢は70歳という大御所中の大御所。コメディアン、俳優、ボクサーのほか画家や書家、ヨガマスターという多彩な才能と経験を持ち合わせている人物だ。飯島とは2024年のラジオ番組で初共演を果たしたという経緯もある。
片岡は先ほどスタッフにも教えてくれた眼鏡店に触れ、「心洗庵」から5分ほどの距離にあること、そして馴染みの眼鏡店そばに「心洗庵」があって驚いたと語る。蕎麦前が充実していることがもう好きだと語りながら、飯島と乾杯。ハキハキとした言動に「なんかどんどん若返ってますよね」と飯島がこぼすと、片岡は「ヨガですよ、やっぱり」と14年も続けてきたヨガについての話題を展開していく。
きっかけは20年ほど前、ドキュメンタリーの撮影でインドの小学校に向かってヨガの授業に混ざった時だという。当時はヨガに興味を抱いていなかったが、瞑想については興味を持っていた片岡。だが瞑想について深く学ぶうちに、“瞑想だけやるわけにはいかない”ということを知る。
いわゆるヨガにおける“最後のブロック”が瞑想であり、肉体を整えた後に精神を整える必要があると教わった片岡。それからヨガにも挑戦するようになると、以後14年間もの間ヨガは1日たりとも欠かさずにおこなっているという。
その後は片岡の指導のもと、店内にいた常連客も巻き込んでヨガの実演に。飯島も常連客と一緒になって片岡の動きをなぞって教わるのだが、動きのなかでは鼻水が出てしまうひと幕も。常連客もしっかり付き合ってくれたヨガレッスンを終えると、最後は絶品の蕎麦を食べて締めた2人。「直子さんとこうしておしゃべりできて、蕎麦食べて…いま、一番幸せですよ」と語る片岡と、和やかな時間を過ごすのだった。
帰り道、飯島は「人ってさあ、1周回って子どもに帰ったりするじゃない？」と切り出す。そのうえで片岡の言動を思い返しながら、「鶴太郎さんって、1周もう回ってしまった人なんじゃないかな」と楽しい時間を振り返るのだった。
■トーク、ヨガ、料理、どれをとっても最高のひと時
今週の「こんいち」は、台東区御徒町にて、片岡鶴太郎をゲストに招いておこなわれた。明るく朗らかな片岡の人となりと飯島の気質は非常にマッチしており、終始和やかで楽しそうな時間が送られていた。
また今回は、店内のお客さんを巻き込んでおこなったヨガの実践が印象的。居合わせた常連客の多くが片岡の指示通りに手足の運動や呼吸法を試してくれるなど、一体になった常連客たちとのコミュニケーションもまた「こんいち」らしさと言えるだろう。
そんな「飯島直子の今夜一杯いっちゃう？」の10月2日の放送、御徒町での放送は、「TVer」や「FOD」で見逃し配信を視聴できる。
