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旬の「たけのこ」は何の”栄養”が高くなる?白い粉の正体や注意点も管理栄養士が解説!

旬の「たけのこ」は何の”栄養”が高くなる?白い粉の正体や注意点も管理栄養士が解説!

たけのこの栄養は?メディカルドック監修医が栄養素・健康効果・保存方法について解説します。

堀越 千聡

監修管理栄養士:
堀越 千聡(管理栄養士)

病院で委託栄養士として調理業務を担当。その後管理栄養士の資格を取得後身体障害者支援施設で、多職種と連携しながら食事介助やミールラウンドを通じて、利用者の食事状況を観察し、直接的にフィードバッグを得ることで、利用者一人ひとりに合わせた食事を提供し、より適切な栄養管理を行っています。

たけのことは?

たけのことは?

たけのことは、イネ科タケ亜科に属するタケ類の若芽の総称です。芽が出てからわずか10日間(一旬)ほどで竹へと成長し、食用に適さなくなるという驚異的な成長速度がその名の由来です。食品学的にはカリウムや不溶性食物繊維、さらに神経伝達物質の原料となるチロシンを含む、低カロリーかつ整腸作用の期待できる春の代表的な食材です。

たけのこに栄養はない?実際にある栄養素とは

たけのこに含まれる栄養素

食物繊維

たけのこ(ゆで)には100gあたり3.3gの食物繊維が含まれており、その大部分は水に溶けにくい不溶性食物繊維(セルロース等)で構成されています。この不溶性食物繊維は、腸内で水分を吸収して便の容積を増やすことで大腸を物理的に刺激し、ぜん動運動を促して排便をサポートする働きがあります。

カリウム

たけのこはミネラルの一種であるカリウムを豊富に含んでおり、ゆでた状態でも100gあたり470mgを保持しています。カリウムは細胞内の浸透圧を調整する役割を担い、腎臓でのナトリウム(塩分)の再吸収を抑制して尿中への排出を促す働きがあるため、塩分の摂り過ぎを調節し、血圧を正常に保つ助けとなります。

チロシン

たけのこの切り口に見られる白い結晶状の物質は、非必須アミノ酸の一種であるチロシンです。チロシンは体内でドーパミンやノルアドレナリンといった、意欲や集中力に関わる神経伝達物質の原料(前駆体)となることが生理学的に明らかになっています。特定の食品を食べるだけで劇的に精神状態が変化するわけではありませんが、神経伝達物質を合成するための重要な材料を補給するという栄養学的な意義があります。

アスパラギン酸

アスパラギン酸は体内にも存在するアミノ酸の一種で、エネルギー産生に関わる代謝経路(TCA回路)や、アンモニアの解毒に関わる尿素回路などに関与しています。こうした働きから、体内の代謝を支える成分のひとつとされています。ただし、特定の食品から摂取しただけで疲労が大きく改善するわけではなく、あくまで日々の食事の中でたんぱく質やアミノ酸を補う一要素と捉えることが大切です。アスパラガスなどの野菜にも含まれており、旬の食材を通して無理なく取り入れることができます。

亜鉛

たけのこ(ゆで)には100gあたり1.2mgの亜鉛が含まれており、野菜の中では比較的多くの亜鉛を含んでいます。亜鉛は数百種類に及ぶ体内の酵素の構成成分であり、新陳代謝やたんぱく質の合成、さらには味覚を正常に保つために不可欠なミネラルです。細胞分裂が活発な部位で特に必要とされるため、成長期の子どもや、日々の健康を維持したい世代にとって、旬の野菜から摂取できる貴重な供給源となります。

栄養素 含有量(100gあたり) 期待される主な働き

食物繊維 3.3g 整腸作用、便通の改善

カリウム 470mg 塩分排出、血圧の調整

亜鉛 1.2mg 新陳代謝の促進、味覚の維持

チロシン (白い粉状) 神経伝達物質の原料(意欲・集中力)

配信元: Medical DOC

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