〈昼食や家庭内での利用促す商品も〉
ニーズに応えた商品は、美味しさや利便性といった誰もが欲する商品に加えて、「コスパ・タイパ」や時間帯別に変化する需要、ストーリー体験といったそれぞれ異なるニーズへの対応も行う。中でも、外出先での即食や、自宅での食事需要、心が躍る商品の提案を強める。利用者として多い50代に加えて、コンビニ利用者の中では少ない若年層や、共働き層、シニア層、インバウンド需要の取り込みを狙う。
外出先での即食に対応した商品として、値ごろな朝食・ランチになる商品や、外食の代わりになる価値を高めたメニューも投入する。
パンカテゴリーは、手頃な価格帯の商品の拡充に加え、市場トレンドに対応したメニューなども展開する。品質を高めた「クロワッサン ベーコン&エッグ」(246・24円)を3月31日から、大手製パンメーカーと開発した、値ごろながらもボリュームのある「ずっしりデニッシュりんご」(127・44円)を4月7日から順次発売する。
チルド弁当では、旅行感を感じられる本格的な商品として「旅するカフェごはん ガパオライス」(753・84円)を5月中旬ごろに発売する。容器も含めて定番品にはない「おしゃれ感」のある商品に仕上げた。
自宅での食事に対応した商品として、簡単に調理できる商品などを提案する。
デリカテッセンでは、定番品の「セブンプレミアム 金のハンバーグ」(429・84円)を4月下旬ごろに刷新する。また、有名ラーメン店「中華蕎麦とみ田」の店主が監修したチルド麺や、つけ麺スープ、メンマ、チャーシュー、味玉をそれぞれ発売する。セットで購入して家で「とみ田」の味を楽しめるほか、自分でアレンジして喫食することもできる。
〈二郎系ラーメンや“自分へのごほうび”スイーツも〉
冷凍食品では「セブンプレミアム 濃厚G系ラーメン」(861・84円)を4月下旬ごろに発売する。ひと手間の調理で美味しい食事を楽しめる「クックイック」シリーズの商品で、総重量は800gを超える。鍋で10分ほど煮込むことでボリューム感のある二郎系ラーメンを楽しめる。煮込み時間を調整することで、好みの麺の硬さで仕上げることもできる。また、モヤシやキャベツを加えることでより二郎系の味わいに近づけられるほか、アレンジに最適なチルド商品も提案する。
自分へのごほうびなど心が躍る商品として、スイーツは「とろ生食感チーズケーキ」の重量を1・2倍に増やすほか、新商品「スイーツバーガー レアチーズ アーモンド&オレンジピール」(税抜298円)を5月中旬ごろに発売する。
また、通販サイト「Qoo10(キューテン)」で人気のアイテムをミニサイズにして販売するほか、人気IPなどを活用し、「推し活」需要の取り込みも進める。
羽石氏は「商品の価値を高めることで、お客様の来店動機になり、店舗のファンを増やす、というサイクルで成長を確固たるものにしたい。セブン‐イレブンらしくないことにも挑戦し、お客様それぞれに寄り添い、成長を果たしたい」と語った。

