
駅員経験のある漫画家、ザバックさん(@theback_blog)は、X(旧Twitter)やブログで駅員を主人公にした漫画を公開し、駅員のあるあるを描く話題のクリエイターだ。今回は、過去にウォーカープラスで紹介した漫画『100日後に辞める駅員さん』から、人身事故発生時に寄せられたクレームのエピソードを紹介するとともに、作者に実際の対応について話を聞いた。
■「お前らが命がけで助けろ!」理不尽な要求に駅員が驚愕



上司から人身事故の発生を聞いた駅員のペン助は、大急ぎで改札に向かい、お客の案内をする。
事情を説明するため、「大変申し訳ございません。現在人身事故で電車が動いてなくて…」と男性客に話しかけると、その客は「お前らが命がけで飛び降りて助けるべきだろ!」と文句を言い放った。この理不尽な発言にペン助は驚愕する。
しかし、次のお客からは「仕方ない。駅員さん大変だけど頑張ってね」とねぎらいの言葉をかけてもらうことができた。忙しいときに優しい言葉をかけられ、ペン助は感動した。
■クレームの嵐でも理解者がいる理由
人身事故が起きたときにクレームを受けることはあるのか尋ねると、ザバックさんは「もちろんクレームの嵐だ」と正直に明かした。
ただ、「人身事故は駅員や会社が原因じゃないことをわかってくれる人が多い」とも語る。特に、「若い人ほど理解してくれることが多い」というのがザバックさんの見解だ。「駅員に文句を言ってもどうしようもないことをわかってくれていると思う」と話してくれた。
人身事故が発生すると、駅員はいつも以上に忙しくなる、とザバックさんは明かした。
取材協力:ザバック(@theback_blog)
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