
田辺桃子、横田真悠、林芽亜里がトリプル主演を務める「推しの殺人」(毎週木曜夜11:59-0:54、日本テレビ系/TVerにて配信)の第1話が10月2日に放送。地下アイドルたちが思いがけず罪を犯してしまうドキドキの展開に引き込まれた。(以下、ネタバレを含みます)
■「このミス」大賞文庫グランプリ作品を実写化
同作は、2024年『このミステリーがすごい!』大賞文庫グランプリを受賞した、新進気鋭の作家・遠藤かたる氏による本格クライムノベルが原作。
主人公となるのは、大阪で活動する3人組アイドル「ベイビー★スターライト」のメンバー。田辺は流されるままアイドルになった頭脳派クール系の高宮ルイ、横田はアイドルで成功することに並々ならぬ意欲を持っている早川テルマ、林は恵まれた容姿で裕福な家庭で育つが孤独を抱える一番人気の沢北イズミを演じる。
さまざまなトラブルを抱える中、殺人という罪を犯してしまった彼女たちは、その罪を隠蔽しようとする。しかし、時を同じくして日本中を騒がせていた未解決連続殺人事件に巻き込まれていく。
■地下アイドル3人組が、ひょんなことから殺人者に…
ファンからもやる気がないと指摘されるルイ。素人同然でいきなりセンターを奪ったイズミに対して、きつく当たるテルマ。彼氏からのDVに悩むイズミ。
また、グループの人気はイズミ一人でもっているようなものとして、事務所の社長・羽浦(田村健太郎)は、ルイとテルマに接待を強要し、「アイドル続けたいなら、使えるもんは何でも使え、体でも何でも使って仕事取ってこいや!」と暴言を吐く始末だった。
そんな中、ルイはイズミから「助けて」と連絡を受ける。場所はなぜか事務所。テルマと一緒に駆け付けると、イズミが羽浦から暴力を受けていた。イズミの彼氏は羽浦で、別れ話をされた羽浦が逆上していたのだ。
制御がきかなくなっている羽浦の暴力は、ルイやテルマにも向かう。ピンチのルイを助けるため、近くにあった置き物で羽浦の後頭部を殴るテルマ。すると、倒れこんだ羽浦にイズミがとどめを刺した。
■クライムサスペンスとしてスピード感ある展開にドキドキ
「捕まりたない…」とつぶやくイズミ。テルマも「アイドルを続けたい」と口にする。そのときルイの脳裏をよぎったのは、家庭内暴力に苦しんでいた妹が自分に電話で助けを求める声。「羽浦さんを消そう」とルイは言った。
隠ぺい工作を始めようとした矢先、「ベイビー★スターライト」元メンバーのミチル(なえなの)が偶然事務所にやって来て、羽浦の遺体を見てしまう。ミチルが借金まみれだと見抜いていたルイは、30万円と引き換えにミチルにも死体を車まで運ぶのを手伝わて、共犯にした。
埋める直前、2人を巻き込んだことを申し訳なく思うイズミは「1人でやったことにするから」と言う。「私が人の命を奪ってしまったから…」と続けたイズミの言葉に、「違う。奪ったのは向こうでしょ。イズミは取り返しただけ。だからなんにも奪ってなんかない。私は、自分の意思で今ここに立ってる」とルイ。テルマも「私だってそうや。今さら引き返せへん」と告げた。
羽浦が自ら失踪したように仕立てることにするが、どこかにほころびがあるかもしれないと心にとめるように忠告するルイ。一方で、自分たちが疑われても死体が掘り起こされない限り問題はないとして、「完璧じゃなくてもいい」と安心もさせた。
ルイの冷静さをテルマが指摘すると、ルイは「私は人を殺したことがあるから」とポツリ。それ以上のことは語らなかったが、たびたび挟み込まれた過去の父の家庭内暴力が絡んでいるのだろうか。
アイドルグループのメンバーから殺人の共犯者となった3人は、イズミのマンションで一緒に暮らすことにした。ラストでは、事件に巻き込まれているような女性、ルイが捜査一課の刑事になった幼なじみ・望月(曽田陵介)と再会する場面や羽浦の死体を何者かが掘り起こしている場面があり、最後までドキドキとさせられた。
話題の小説が原作ということもあって、タイトルがトレンド入り。SNSには「目が離せなかった」「めちゃくちゃスピード感あって、怖いけどおもしろかったー」「思っていた以上にハラハラ」「さすがこのミスのグランプリなだけある」「最後で混乱したし、来週が気になる」といった投稿が寄せられた。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

