日本の植物でテラリウムを作る様子がYouTubeに投稿されました。動画の再生数は記事執筆時点で13万5000回を超えており、4300件以上の高評価を獲得しています。
動画が公開されたのは、コケの専門ブランド「道草michikusa」の代表・石河英作さんが運営するYouTubeチャンネル「苔テラリウム専門-道草ちゃんねる-」。普段はコケテラリウムの作り方や植物の育て方などを発信していますが、今回は日本の山野草とレプタイルボックスを組み合わせて、イモリを飼育する「イモリウム」を作ります。
まずは、飼育する上で欠かせない排水機構作り。ネットで見つけた情報を参考にして、レプタイルボックスの底に猫よけマットを置き、その上に鉢底ネットを敷き詰めます。
メンテナンス時に使うクリーナーポンプのホースをボックスの底へ差し込めるよう、鉢底ネットには穴を1つあけます。合わせて、ホースより少しだけ太いチューブも作成。穴にセットしてホース用の差し込み口を設けました。これでボックス底にたまった汚れごと水を抜き取れるシステムの完成です。
ネットの上に綿を敷き、土を差し込み口の高さまで積み上げたら、水入れやイモリが身を隠すためのシェルター、イモリの脱皮を助ける溶岩石などを配置します。シェルターの素材となるのは割れてしまった植木鉢。レイアウトを決めたら水入れと植木鉢は一度取り出します。
大きな物の配置が決まったところで、ヒメユキノシタと屋久島ギボウシ、乙女ギボウシ、屋久島ショウマを移植。ピンセットでつまみ、合わせて数株をボックス内のあちこちに植えました。
イモリウムの要として植えるコケは1種類のみ。“バラバラにしたコケのコロニーをボックス内で再構築するイメージ”で、アラハシラガゴケを少量つまみ取っては溶岩石や朽木の周囲に配置していきます。
割れた植木鉢の表面には保水性の高い布を貼り、その上に溶岩石とアラハシラガゴケをセット。自然な造形のシェルターにしたらイモリウム内に配置します。水入れも再び置いて、つる性植物のヒメイタビとツルアリドオシを、要所に植え込みました。
水入れの“人工物感”が好みでなかったので、接着剤で底面や側面を砂で覆います。シリコン成分を洗い出した後、イモリウムに戻して水を張りましたが、60分後には水がなくなってしまいます。水入れの側面までキレイに砂を貼ったため、毛細管現象で水が抜け出てしまうようです。そこで一回り小さな物を用意し、水入れを作り直しました。
これでイモリウムの大枠はできたので、次は立ち上げ作業。イモリが生息できる環境になるまで、植え込んだ植物とコケを育てます。
最初は乾きやすいので、2~3日に一度水を足します。特にシェルターの上は乾きやすいため注意が必要とのこと。乾きが早いと水に含まれていたミネラル分の集積も早いため、水道水ではなくコケテラリウム用の水で給水します。
約2か月間の立ち上げ期間を経て、ついにそのときが来ました。コケや植物がしっかりと根付いた環境に、1匹のマダライモリを導入します。陸生のマダライモリはシェルターの上を歩いたり、中で休憩したりと早速新しい環境を満喫している様子。ごはんを差し出すと元気よく食べてくれます。
掃除と水飲み場の手入れは毎日行い、月に一度はたくさんの水をかけて大掃除を実施。イモリのための空間には、「こんな綺麗な色の子がいるんや」「イモリもこんなに綺麗なところで暮らせて幸せでしょうね」「コケごと丸洗いできるの強いな」「とてもキレイなレイアウトで感動しました!!」「マダライモリさんの緑と苔の緑がいい感じにマッチしていてすてきです」「これは…作ってみたいなぁ…」などの感想が寄せられています。
テラリウムに関する情報は、YouTubeチャンネルの他に、Instagram(@michikusa3193)やX(Twitter/@warannahito)、公式LINE、Webサイトでも発信中。また、“コケで起業”した石河英作さんがこれまでを振り返り、ニッチな分野に特化した小さなビジネスを育てていく方法を書き下ろした著書『小さな苔ビジネスのはじめ方』が販売中です。
動画提供:YouTubeチャンネル「苔テラリウム専門-道草ちゃんねる-」

