著者のメッセージも届いた!!
『改訂バージョン』発売にあたり、よしだ氏からメッセージが届いています。ワクワク心をさりげなくくすぐる絵やデザインとともに、紹介していきましょう。
「今回の改訂は、新しく描くのとはまた違う緊張感がありました。すでに多くのかたに親しまれているシリーズなので、そのイメージを大切にしながら進める責任も感じていました。でも、もう一度ていねいに向きあえる機会をいただけたことを、とてもありがたいと思っています」

57刷125万部超の刷部数を記録した『旧版』1冊めと、新しく発売した『改訂バージョン』。世界観は同じにしつつも、現代の感覚に合わせた小さなアレンジをたくさん加えている
「こどもずかんは、絵を指さしながら『これなあに?』『これは○○○だよ』と、おしゃべりしながらながめる絵本。『○○はどれかな?』などと声をかけてクイズ遊びするうちに、自然に言葉を覚えていく絵本です。
だからこそ、小さなこどもはもちろん、大人のかたもいっしょに楽しんでほしいと思いました。教えようとせず、順番に読もうとせず、好きなページから開いてもいいのです。
こどもずかんにふれることで得られる喜びは、いっしょに声を出したり笑ったりする、そんな小さな時間そのものだと思っています」

本の後半にある「いろ・かたち」のページは思わず手がとまる代表例。カラフルに並んだ「いろ」のTシャツと、空に浮かぶいろんな「かたち」の雲に、こどもはじ〜っ! 集中している姿に、大人もうれしくなる瞬間
「旧版のこどもずかん発売後、各社から“言葉と絵を並べた本”が続々発売され、書店に一大コーナーができた時期があります。似た形の本がたくさん出たことは、それだけ必要とされている本なんだと思いました。
私が大切にしてきたのは、できるだけ“お勉強感”を出さないこと。改訂バージョンでも、その空気は変えていません。シンプルさと余白、そして長い時間の中で育ててきた安心感――そこは、どの本にも負けないと思っています」

特徴をおさえつつも、ほどよくデフォルメされた絵。少しとぼけた表情やおちゃめな動き、少しぷるぷるしたラフなラインが、ほのぼのとした空気をかもしだしている。こどものキャラについては、長い間、たくさんのこどもたちの反応を研究し、もっとも“食いつきのよいタッチ”を採用した
「絵と文字の配置でいちばん意識したのは、ページを開いた瞬間に視線が迷わないこと。そして、どの絵がどの名前なのかひとめでわかるように、絵と文字の距離が離れすぎないこと、でも窮屈にならないこと。さらに、ページ全体に少し余白を残すこと。
その“すき間”があることで、絵も文字もいきいきして見えると思っています」


上から順に「やさい」「からだ」のページ。大小のサイズバランスや配置、色づかいが絶妙。ページ内で見るべき順番が自然に伝わってくるから、ストレスなく目を通していける
「特に注目してほしいのは、洋書絵本のようなシンプルでオシャレな雰囲気の表紙と、カラフルなインデックスです」

ページの右端にあるインデックスは、小さなこどもの手でもめくりやすく、好きなページにすぐいくことができるという、『こどもずかん』ならではのアイディア。ページをめくる姿を見て、感動するママパパも!
「気づけば、たくさんのかたにこのシリーズを手に取っていただけて、『私もこれで育ちました』と、声をかけていただくことが多くなりました。
改訂バージョンでは、旧版を変えるというよりは、デザインや色味を今の感覚に合わせて見直し、整えました。これからも末永く、たくさんのかたに愛していただけたら、幸せです」
あふれるパワーの原動力は……?
デビューから変わらない情熱と誠意を、このシリーズに注ぎつづけている、よしだ氏。
あふれるパワーの原動力は、
「ただ、「可愛い」をもっと可愛くしたくて、夢中で描き続けてきただけ。好きで続けてきた時間が、気づけば今につながっていました」
とのこと。
ぜひ、表紙やページのすみずみまでながめて、凝縮された幸せ感にふれてみてはいかがでしょうか。

読者を対象としたWEBページもまもなく完成! 本に登場したアイテムを使ったクイズや、印刷できる「あいうえお表」、<英語の読みがななし>の電子版の紹介など、大充実の予定。本に掲載した言葉を音声で聴ける「おとのページ」も準備中!
