SNSで私を非難する友人
その代わり、数時間後に共通の友人から連絡が来ました。
「ねえ沙織、これ……見てないよね?」
送られてきたのは、麻衣のSNSのスクリーンショットでした。 そこには、私の実名は伏せられているものの、明らかに私だと分かる内容で、恨み節が書き連ねられていました。
「友達からお下がりもらったと思ってたのに「すぐ返して」って言われちゃった。ご主人まで怒ってるとか困るし。別に悪気はなくて勘違いしてただけなのに、冷たい言い方されて凹むよ」
その投稿には、麻衣の友人らしき人たちから「夫にまで言うことないじゃんね」「育児で忙しいと返す約束するのも大変だもんね」など、肩を持つようなコメントもついていました。
真っ白になる頭で、私は勇にその画面を見せました。
「……私が悪いの?これ…」
「いや、沙織は悪くないよ。コメントしてるのも一部の人でしょ?まともな人ならどっちがおかしいかわかるよ」
勇の言葉は、予言のように当たりました。 麻衣が「味方」だと思っていた人たちは、彼女の想像とは違う反応を示し始めたのです―――。
あとがき:被害者の仮面を被る加害者
自分の非を棚に上げ、SNSで一方的な「可哀想な私」を演出する。これは現代の人間関係において最も厄介な攻撃の一つです。麻衣の投稿に集まる同情的なコメントは、沙織さんの心をさらに深く傷つけたことでしょう。しかし、真実を知らない外野の言葉に惑わされる必要はありません。勇さんのように、感情論ではなく「事実のリスト化」で対抗する姿勢こそが、自分たちの正当性を守る唯一の武器になります。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

