子どもの睡眠、何が正解? 親の関心トップは「最適な睡眠時間」

質問:お子様の睡眠について、あなたご自身が知りたいことをお知らせください。
保護者が子どもの睡眠について知りたいことは、全体では「最適な睡眠時間」(22.7%)が最も高い結果となりました。
学齢別でみると、小学校低学年では「寝る環境」「寝る前の行動」、小学校中学年では 「最適な就寝時間帯」、高校生では「最適な睡眠時間」が全体と比べて高い傾向がみられました。
日本睡眠科学研究所による、子どもの睡眠環境改善アドバイス
子どもの理想的な睡眠時間と睡眠不足による影響
子どもの理想的な1日の睡眠時間は、厚生労働省「健康づくりの睡眠ガイド2023」(※1)では、小学生は9〜12時間、中学・高校生は8〜10時間を推奨しています。10時間の睡眠をとるには、午前7時に起床する場合、午後の9時に就寝する必要があります。
睡眠不足が続くと、「成長が遅れ」「体内時計の乱れ」「免疫力の低下」「情緒不安定」「記憶力の低下」など、様々な悪影響が生じる恐れがあります。
(※1)厚生労働省「健康づくりの睡眠ガイド2023」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/suimin/index.html
子どもの睡眠環境を改善する方法
体に適した寝具の使用
子どもは、体が小さいにもかかわらず大人と同じ数の汗腺があり、就寝中にたくさんの汗をかきます。そのため、子どもの寝具は、吸水・放湿性が高い素材が適しています。基本的には、合成繊維よりもコットンなどの天然繊維がおすすめです。
マットレスは、体圧を分散し、立っている姿勢と同じ姿勢になるものを。 まくらは、仰向け寝と横向き寝に対応し、成長に合わせ高さを調節できるタイプを選ぶと、心地よい眠りにつながります。
寝室環境の整備
寝室の環境では、「光」「音」「寝具」の3つが重要です。覚醒効果のあるブルーライトを避け、暖色系の暗めの照明で環境を整えましょう。静かな空間作りと心地よい寝具選びにこだわることで、睡眠の質を高めることができます。
就寝時間と起床時間を定める
生活リズムを整えるには、就寝時間と起床時間の固定が大切です。また、起床時に朝日を浴びると約14〜16時間後に眠気成分が分泌されるため、早起きがスムーズな入眠を助けます。就寝時間は、年齢に応じて、必要な睡眠時間を逆算して設定しましょう。
朝ご飯をかかさずに食べる
朝ご飯を欠かさず食べることも、睡眠不足の解消につながります。よく噛んで食べることや消化器官を刺激することで、心身ともに目覚め、生活リズムにメリハリをつけられます。朝食を食べて体温を上昇させることで活動体勢を整えられ、睡眠の質を高めやすくなります。
日中に適度な運動を行う
習慣的な運動は生活にメリハリを出し、睡眠維持に効果的です。脳の温度が下がる際に眠気が出るため、就寝3時間前の運動が最適。ただし、寝る直前や激しすぎる運動は逆効果なので、タイミングと強度に注意しましょう。
入浴時間帯の調整
心地よい睡眠のためには、入浴時間を調整することも意識しましょう。入浴によって深部体温が高まった後に低下すると、入眠しやすく熟睡しやすくなるといわれています。1〜2時間前に入浴を終わらせると、よい睡眠がとれるようになるはずです。
調査概要
調査概要:子育て世代と子どもの睡眠実態調査
調査手法:WEBパネル調査
調査時期:2025年7月4日(金)〜7月5日(土)
調査対象者:全国の20代〜70代の男女
回収サンプル数: 321人 ※就学児(小学生〜高校生)の両親に子どもの睡眠に関する実態を聴取
調査会社:クロス・マーケティング
西川(nishikawa)
https://www.nishikawa1566.com/
(マイナビ子育て編集部)
