
コモンズ・アーカイブ・コレクティブが主催する「渋谷アーカイブ写真展2025」が、11月18日(火)〜30日(日)の期間、渋谷ヒカリエ 8/COURTにて入場無料で開催される。
過去の「渋谷アーカイブ写真展」
「渋谷アーカイブ写真展」は、2023年11月に初開催され、今年で3回目の開催となる。

「渋谷アーカイブ写真展2024」
2024年11月に行われた前回は、渋谷・原宿・代官山の写真を合計300枚展示し、9日間の開催で約6,600人が来場したそう。

「渋谷アーカイブ写真展2024」
幅広い年代や外国人観光客からも反響があり、会場やSNSなどで多くのコメントが寄せられ、さまざまなメディアにも取り上げられた実績をもつ。

「渋谷アーカイブ写真展2024 at DIG SHIBUYA」
また、今年2月には、テクノロジーとアートの祭典「DIG SHIBUYA」のパートナープログラムとして、渋谷花魁にてサテライト展を開催。写真展示に加え、生成AIでアーカイブ写真を動画化し、実写の3D都市モデルと組み合わせるなど、記録の活用も検証している。
2023年11月の「渋谷アーカイブ写真展」は、会期7日間で来場者約2,500名、2024年7月には「道玄坂の商店主が見た渋谷 1962-1983アーカイブカタログ」出版。2024年11月の「渋谷アーカイブ写真展2024」は、会期9日間で来場者約6,600名、今年2月の「渋谷アーカイブ写真展2024 at DIG SHIBUYA」は会期4日間で来場者約200名だ。
「渋谷アーカイブ写真展」が目指すもの
100年に一度と言われる渋谷の再開発は、鉄道と街が一体で進められる複雑な変化であり、世界中から関心を集めている。
一方で、移り変わる建物や風景が人々の記憶から薄らいでゆくなかで、かつての渋谷を惜しむ声も多くあるという。

「渋谷アーカイブ写真展2024」
「渋谷アーカイブ写真展」では、変化の中で、失われゆく風景や日常を記録写真で再提示し、渋谷というまちの記憶を共有する場を創出。

「渋谷アーカイブ写真展2024」
単なる懐古ではなく、地域の変遷や文化を可視化し、今を通じて過去と未来をつなぐ鑑賞体験の提供を目指している。
アーカイブとは、記録を「保存」するだけでなく、その記録が「継承」され「活用」される一連の流れを支えること。「渋谷アーカイブ写真展」は、渋谷の街並みをアーカイブし視覚体系化することにより、記録から渋谷というストーリーを紡ぎ、共有資産として将来へつないでいく。
