長く同じ職場にいると、自分のやり方が“最も良い方法”のように思ってしまいがちです。しかし、仕事の進め方は、時代と共に刻々と変化していくものなのかもしれません。今回は、筆者の友人の体験談をお届けします。
「書くこと」が1番の近道では?
私はある企業の事務員として20年働いているベテラン社員です。
そんな私にとって、「誰かに何かを教わる時はメモを取る」のは常識でした。
教えてもらうからには、それが相手への礼儀でもあると思っていたのです。
ところが、指導係として付いた新人のAさんは、いわゆるZ世代。
メモを取るどころか、スマホを向け、「動画を撮ってもいいですか?」と真っ直ぐな瞳で尋ねる彼女の迷いのない態度に、私はただ呆気にとられるしかありませんでした。
「昔とは常識が違うのかも……」と、半ば諦めで撮影を許可したものの、内心「書かないと覚えられないのに」とイライラしてしまったのも事実です。
世代の違いを言い訳に、どこかAさんを見下していたのかもしれません。
予想外の展開に
ところが数日後、私の予想は見事に裏切られました。
なんと、AさんはAIで動画の文字起こしをし、図解入りのデジタルマニュアルを作っていたのです。
しかも検索機能付きで、誰でも使いやすく考えられています。
Aさん自身も「マニュアルを作るうちに工程を整理できました」と、しっかり知識を頭に入れていて、私は自分の古い価値観を激しく恥じることになりました。

