ミネラルを過剰摂取すると現れる症状

むくみ・高血圧
塩分(ナトリウム)をたくさん摂取すると、体の塩分濃度を薄めようと体内に水分を溜め込みます。それが原因でむくみが起こるため、塩分の摂り過ぎには注意が必要です。また、カリウムは余分なナトリウムを尿として排泄する役割があるため、むくみの解消に役立ちます。
下痢・便秘
ミネラルをサプリメントなどで一度に多量に摂取すると、消化器症状が現れることがあります。特にマグネシウムは腸内に水分を引き込む作用があるため、過剰に摂取すると下痢を起こすことがあります。また、鉄を多量に摂取した場合には、便秘や胃の不快感がみられることもあります。通常の食事で過剰になることは多くありませんが、サプリメントを使用する際は摂取目安量や耐容上限量を確認し、自己判断で多量摂取しないよう注意しましょう。
吐き気・嘔吐
亜鉛のサプリメントを過剰に摂取すると、吐き気・嘔吐などを引き起こす可能性があります。症状が出た場合は、サプリメントを中止し、内科や消化器科を受診すると良いでしょう。
胃腸障害や色素沈着
サプリメントなどで鉄を過剰に摂取すると、便秘や胃の不快感が起こることがあります。また、長期的な過剰摂取は、肝臓などの臓器に鉄が沈着する「ヘモクロマトーシス」の原因となり、臓器障害を招く恐れがあるため、自己判断での多量摂取には注意が必要です。
甲状腺機能への影響
ヨウ素は、甲状腺ホルモンの構成成分のため、不足しても摂り過ぎても甲状腺機能に影響を及ぼす可能性があります。特に、サプリメントの継続的な使用は、過剰摂取につながる可能性があるため注意が必要です。
ミネラルが不足すると現れる症状

骨や歯がもろくなる
カルシウムやマグネシウムが慢性的に不足すると、骨量が減少し、骨や歯がもろくなる可能性があります。特にカルシウム不足は、成長期では骨の発達に影響し、成人以降では骨粗しょう症のリスクを高める要因の一つとされています。また、これらのミネラルは神経や筋肉の働きにも関わっているため、著しく不足した場合には、筋肉のけいれんやしびれなどの症状がみられることがあります。血圧や免疫機能との関連も報告されていますが、これらは複数の栄養素や生活習慣が関与するため、特定のミネラル不足のみで起こるとは限りません。
めまいや疲労感
鉄が不足すると、頭痛・めまい・動悸・息切れ・集中力低下・食欲不振といった症状が見られます。また、筋肉中のミオグロビンが減ることで、筋力が低下したり、疲労感が生じたりします。
味覚障害の可能性
亜鉛は味を感じる味蕾(みらい)の産生に必要であるため、亜鉛不足になると、味を感じにくくなる可能性があります。

