子育てには正解がないからこそ、他の人のやり方が気になることもありますよね。誰でも多かれ少なかれ「本当にこれでいいの?」という不安を抱えているのではないでしょうか。今回は、筆者の友人のエピソードをご紹介します。
姉と私、それぞれの育児
姉と私は、同じ時期に第一子を産みました。
だからなのか、姉は事あるごとに自分の育児がどんなに素晴らしいかを自慢し、私の育児を「低レベル」だと笑ったものです。
ポケットいっぱいにどんぐりを詰め込んで、瞳を輝かせて今日の発見を語る息子。
私は何より、息子の自由な成長を見守りたいと思っていました。
ただ、たくさんの習い事をこなし、幼いながらも流暢に英語を話す姉の子の姿に、時々心が揺れたのも事実です。
会うたびに「そんなにのんびり育てて大丈夫? 将来困るのは子供よ」と、鼻で笑われ、私の胸はチクリと痛みました。
思春期に訪れた予想外の変化
やがて月日は流れ、子供たちが思春期を迎える頃、状況は一変しました。
常に厳しくしつけられ、親の期待を背負い続けてきた姉の子は、その重圧に耐えきれなくなってしまったのです。
不登校、そして家庭内暴力。
「俺を自分の道具だと思ってるんだろ!」という子供の叫びに、姉はただ言葉を失うしかありませんでした。
姉が完璧だと信じていた子育てが崩れ去っていくのを目の当たりにして、私は「子供を思う気持ちは同じはずなのに……」と複雑な思いでした。
一方で、自分の「好き」を貫き、のびのびと育った私の息子。目標を見つけて努力を重ね、第一志望の大学に合格しました。
「自由にさせてくれたから、自分で考えられたよ」と照れながら言う息子の姿に、胸が熱くなりました。

