3.本能的な理由
猫は単独行動が基本の動物であるため、「猫団子に本能的な理由はないのでは」と考える人もいるかもしれません。
しかし、猫は本来、狩りは単独で行う一方で、子育てや寒さ対策の際には母子や兄弟で身を寄せ合う習性を持っていました。安全とはいえない環境下では、複数で眠るほうが外敵に気づきやすく、防衛面でも有利だったと考えられます。
つまり猫団子は、「安心感」や「生き残るための術」といった本能に基づいた行動といえるでしょう。
まとめ
猫団子をする理由には、防寒や安全といった実用的な目的、信頼関係や安心感といった心理的な要素、さらに本能的な背景があることがわかります。
一方で、猫団子に参加しない猫もいます。警戒心が強い、単独行動を好む、あるいは他の猫との相性が悪く信頼関係が築けていない場合などが考えられます。
猫団子は見ているだけで癒やされる光景ですが、嫌がる猫に無理強いするのは禁物です。ストレスを与えてしまうだけなので、自然に猫同士が寄り添うのを待つことが大切です。

