悪性リンパ腫が脳転移した場合の症状についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「悪性リンパ腫の脳転移」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
脳転移は起こりやすいですか?
山本 康博(医師)
はっきりとしたことはわかっています。身体にできたがんが脳に転移する割合は、がん患者さんの10%ほどとされています。なかでも肺がんは、50%ほどの確率で脳へ転移します。悪性リンパ腫には多くの病型があるため、悪性リンパ腫のなかにも脳に転移しやすい病型がある可能性が高いでしょう。
新しい治療法はありますか?
山本 康博(医師)
近年では、CAR-T療法が注目を集めています。この療法は、患者さんから採取したTリンパ球に、腫瘍細胞を攻撃する遺伝子を組み込んで増殖させた後に患者さんの身体に戻す方法です。治療の対象になる患者さんには条件があるため、気になる方は担当の医師に確認するのがよいでしょう。
編集部まとめ
悪性リンパ腫は、脳に転移します。脳に転移した際には、頭痛・失語症・麻痺・嘔気・視力低下などの症状が生じます。症状は、腫瘍が発生した部位により異なるのが特徴です。
治療は、はじめから寛解を目指し抗がん剤を大量に使う療法・放射線治療・幹細胞移植を組み合わせて行われます。抗がん剤の効果や患者さんの年齢を考えて、治療法は選択されるでしょう。
また、日常生活では、仕事や家事・育児などと治療を両立させていく必要が出てきます。職場・家族・医師・看護師・行政の方など、周囲に相談して両立が可能な方法を探しましょう。

