
しゃけなかほい(@syake8989)さんは、自身の妊娠をきっかけに育児や日常を描き始めた漫画家だ。なかでも、かつて飼っていたゴールデンハムスターのナッツちゃんとの実体験を描いたエッセイ漫画が、多くの共感を呼んでいる。
■絶望の淵で選んだ「たまたま」の階段



社会人になりたてのとき、しゃけなかほいさんは人生で初めてハムスターを飼い始めた。朝起きれば床材が散らかっているなど、お世話の大変さを実感しつつも、ナッツちゃんとの生活は幸せなものだった。
しかしある日、仕事から帰宅するとゲージの中が空になっていた。家中を懸命に探すも見当たらず、時間は無情にも3日過ぎていった。
「カラスや猫に襲われていたらどうしよう」という不安に押しつぶされそうになりながら、しゃけなかほいさんは買い物のために外へ出た。このとき、普段は使うエレベーターではなく、たまたま階段を選んだことが運命を変えることになる。
■3日ぶりの再会と手のひらの温もり
階段の廊下を見ると、そこにはなんとナッツちゃんの姿があった。しゃけなかほいさんは当時の心境について、「見つかって本当に驚いた」と明かす。驚きとともに手を差し出すと、ナッツちゃんは自分から手のひらに乗ってきてくれたという。
3日間、外の世界で懸命に生きていた愛ハムとの再会に、しゃけなかほいさんは涙が止まらなかったと振り返る。命の危険と隣り合わせだった状況から、再び温かい手のひらに戻ってきた小さな奇跡。
ハムスターの脱走は、飼い主なら誰でも経験しうる身近な恐怖だ。だからこそ、この運命的な再会は多くの読者の心に優しく響いている。
取材協力:しゃけなかほい(@syake8989)
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