「茶番だ」「解党すべき」総裁選に冷めた視線、読者90人の声に映る「国民不在」の政治

「茶番だ」「解党すべき」総裁選に冷めた視線、読者90人の声に映る「国民不在」の政治

10月4日に投開票される自民党総裁選。テレビや新聞は連日、候補者たちの動向を報じていますが、国民の視線は冷ややかです。

弁護士ドットコムニュースが「新しい自民党総裁に期待すること」をテーマに読者から意見を募ったところ、寄せられたのは新総裁の人選への期待よりも、日々の生活苦や政治全体への不信感でした。

●「物価高をなんとかして!」暮らしの悲鳴と経済政策への切実な願い

特に多かったのは、物価高や重い税負担に対する悲鳴です。世代を問わず、暮らしが立ち行かないという声が噴出しました。

「とにかく物価が高すぎて、子どもを3人育てるのには辛い!給料は上がらない!電気もガスも燃料も上がり続ける!なんとかしてくれ!若者はこんな辛い思いするくらいなら産まなくて良いやと思うのではないか」(女性・40代・宮城県)

「両親は年金で暮らしています。少ない年金からさらに税金を取られ、厳しい生活をしています。若い時は働いて頑張れますが、老後はそうはいきません。子どもも大事ですが、老後の安心もほしいです」(女性・40代・千葉県)

さらに消費税廃止やガソリン税の見直し、社会保険料の引き下げなど、具体的な負担軽減策を求める声が相次ぎました。

●「もはや期待ゼロ」「解党すべき」政治への根強い不信感

生活苦と並んで多かったのが、自民党そのものへの不信です。

「解党して一からやり直すべき」(女性・50代・東京都)

「何も、期待しません」(男性・60代・京都府)

特に、政治とカネをめぐる問題には厳しい視線が注がれました。

「自民党の改革、解体的出直しという言葉を聞くけど、裏金問題、統一教会問題など国民が一番期待していることを何もせず、選挙三連敗を何ら突き詰めず、反省していないように見える」(男性・60代・京都府)

「裏金、政治献金、大企業と癒着し庶民は無視、利権、公文書改竄、隠蔽などなど、ありとあらゆる不正ばかり。日本をまともな国にするには、今の政治やメディアを変えるしかないと思う」(女性・40代・神奈川県)

総裁選を「党内のイベント」とみなし、「茶番だ」と断じる声も少なくありません。

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