
シングルマザーのまるさん(@shishishishimr)が、発達障がいと診断された幼い息子・リュウくんとの日常を描いたコミックエッセイ「自閉症育児奮闘記~今できること」は、多くの共感を呼んでいる。ただでさえ大変な初めての育児に加え、息子の成長への不安や戸惑いが描かれている。
■「自分の思い通りにならない」ストレス



かつて、リュウくんは外出先でじっとしていられない子どもだった。体の大きいリュウくんを買い物カートに乗せられないまるさんは、仕方なく連れて歩くが、リュウくんはおかまいなしに走り回る。やっと捕まえても寝転がって泣き叫び、レジでは前の人の順番を待てずに進んでいく。リュウくんの対応だけでまるさんはへとへとになり、帰路についたという。
「自分の思い通りに動けないことがこんなにストレスになるんだなと、とてもイライラして疲れていました」と、当時の心境を明かす。
■成長が生んだ「些細な変化」
それから1年。リュウくんは少しずつ「人についていく」ことを覚える。まるさんの友人の一言がきっかけだったという。
以前はスーパーで逃げ回っていたリュウくんが、今ではまるさんと手をつなぎたがるようになった。この変化についてまるさんは、「興味があるものを見ると走って行っちゃうこともありますが、基本的に道を歩くときだけはしっかりと手をつないでくれます」と話す。車道への飛び出しや迷子になるといった心配が減ったことが、「素直にうれしいです」と、成長を実感している。
また、頻繁に買い物へ行くスーパーでは、リュウくんが「お菓子コーナーはここ!」「ジュースはここ!」と場所をわかるようになってきたという。「見失ってもだいたいその場所にいてくれるようになりました。前ほど焦ることがなくなったおかげで、落ち着いたと感じているのかも」と、小さな変化が育児の負担を軽減していることを語った。
「ちょうどこの漫画を描いていた時は、落ち着いてついてくることが多かったのですが、最近またフラフラすることが復活していますね(笑)」と、現在も奮闘中であることを明かす。それでも、ゆっくりと確かに成長していく息子の姿は微笑ましい。
取材協力:まるさん(@shishishishimr)
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