●職場で相談ができなかったらどうする?
──もし職場でハラスメントの相談ができなかったり、相談しても解決できなかった場合、相談者はどうすればよいのでしょうか。
職場におけるパワハラに関して、企業には相談体制を整える義務があります。
労働施策総合推進法(※)は、事業主に対し、職場におけるパワハラを防止するための措置を講じるよう義務づけています。
もし職場の相談窓口が機能していなかったり、相談しても解決が難しい場合には、ひとりでも加入できるユニオン(労働組合)に相談したり、弁護士に相談することも検討するとよいでしょう。
(※)労働施策総合推進法30条の2第1項
事業主は、職場において行われる優越的な関係を背景とした言動であって、業務上必要かつ相当な範囲を超えたものによりその雇用する労働者の就業環境が害されることのないよう、当該労働者からの相談に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備その他の雇用管理上必要な措置を講じなければならない。
【取材協力弁護士】
小野山 静(おのやま・しずか)弁護士
1982年生まれ。弁護士。旬報法律事務所所属(http://junpo.org/)。ブラック企業被害対策弁護団、労災保険男女差別違憲訴訟弁護団などに所属。労働事件、民事事件一般、家事事件などを手がける。
事務所名:旬報法律事務所
事務所URL:http://junpo.org/labor

