用事を済ませ、実家に迎えに行くと…
そして、2時間ほど経って迎えに行くと、玄関から子どもたちの泣き声が聞こえてきたのです。慌てて部屋に入ると、双子たちはあお向けになり、足をばたつかせながら泣いていました。父母に訳を聞くと、「ママが出かけてから『お菓子はこれが最後だよ』と言ってあげていたんだけど……泣いて欲しがるから、その後も何度かあげちゃったんだよね」と疲れきった表情。
ふと双子たちを見ると涙は一滴も出ておらず、ウソ泣きをしていることに気がつきました。「あぁ……こうやってねだれば父母が根負けしてお菓子が出てくると学んでしまったのか」と、私は子どもたちの策略を察したのです。
たった数時間でしたが、父母の困った表情を見て、「70歳手前の両親が2歳の双子たちの世話をするのも限界があるよな……」と思い至った私。そのうえで、「多めのお菓子も毎日ではないのだから、実家に帰ったときくらいは少し目をつぶってもいいのかな」と考えを改めることにしたのです。その代わり、この出来事以降は家でのお菓子の回数を減らし、公園で遊ぶ時間を増やすことで調整しました。
「実家に帰ったときは食べてもいい」というルールを決めたことで父母にも安心して子どもたちを任せられるようになりました。その結果、父母や子どもたちが笑顔で過ごせる時間が増え、私も怒ることが減ったと思います。今のところこれでしばらく様子を見ていきますが、お菓子を与えすぎると食事に影響が出たり胃にも負担がかかるという点については、繰り返し伝えていくつもりです。
監修:松田玲子(助産師)
著者:野中 まゆ/30代女性。2022年生まれの男女双子の母。13年保育士として勤務。出産を機に退職し、現在は保育士経験や自身の子育て体験をもとに、在宅で執筆業務をおこなっている。
イラスト:森田家
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

