喉の痛みや咳は、日常生活に影響を与える不快な症状です。とくに、冬場の乾燥や風邪などの流行によって、これらの症状はより一層悪化することがあります。 今回は薬剤師の山形さんに、冬になると喉の痛みや咳の症状が悪化する理由について詳しく解説してもらいました。

監修薬剤師:
山形 ゆかり(薬剤師)
近畿大学薬学部薬学科卒業。卒業後、総合病院で糖尿病病棟の薬剤師として勤務。病院での経験を通じて「食の重要性」を深く感じ、食に関する資格を取得。現在は、「健康は食から」というモットーのもと、薬膳など食の知識を活かした薬剤師としての啓蒙活動中。薬膳アドバイザー・フードコーディネーター・フードアナリスト
編集部
冬になると喉の痛みや咳がひどくなるのはなぜですか?
山形さん
冬は一年の中でもとくに空気が乾燥している季節です。そのため、喉の粘膜が乾燥しやすくなります。さらに暖房を入れることで部屋の中の空気が乾燥しやすく、これが喉の痛みや咳の原因になります。寒さによる免疫力の低下も、風邪などの感染症のリスクを高めて喉の痛みや咳につながります。
編集部
冬に流行る喉の痛みや咳の原因となる病気には何がありますか?
山形さん
インフルエンザ、ウイルス性胃腸炎(ノロウイルス・ロタウイルス)、RSウイルス感染症などがあります。これらは喉の痛みや咳を引き起こすウイルス感染です。インフルエンザは 冬に流行するとされている感染症の一つであり、突然の高熱に加え、喉の痛みや咳などの症状が見られます。冬に流行しやすいウイルス性胃腸炎は、嘔吐や下痢が主な症状で、喉の痛みや咳が出ることもあります。RSウイルス感染症は乳幼児に多く見られ、喉の痛みや咳のほか、気管支炎や肺炎などの症状が現れる感染症です。
編集部
外気の乾燥や病気以外に喉の痛みや咳の原因はありますか?
山形さん
暖房による室内の乾燥も原因の一つです。空気が乾燥すると、喉の粘膜が刺激されやすくなり、喉の痛みや咳が悪化することがあります。
※この記事はメディカルドックにて<【薬剤師に聞く】喉の痛みや辛い咳…おすすめの市販薬は? 処方薬との違いも>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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