実践:テーブルを蘇らせる「4つのステップ」

用意するものは、ホームセンターや家具店で売っている家具用オイル(オスモオイル、ワトコオイルなど)、サンドペーパー(240番〜400番程度)、そして古着のTシャツなどを切り刻んだウエス(布)が数枚。これだけです。
家具のベタつきを抑えるため、オイルは速乾性の高いものを選びましょう。

※無垢材のテーブルでない場合は、サンドペーパーは使用不可なので要注意。
① 下地を整える(研磨)

まずは表面の汚れを乾拭きで落とします。
もし水染みや傷などを消したければサンドペーパーで軽く擦ります。
(細かな傷は味になっていくので放っておいてもOK)
ポイントは「木目に沿って」動かすこと。 手で触れて「少しスベスベになったかな?」と感じる程度で十分です。

ピンポイントで深く擦ってしまうと、部分的に凹んでしまったり、仕上がりの色味にムラが出ることもあるため、やや広めにサンディングするのがポイントです。
② オイルを塗る

ウエスにオイルを染み込ませ、木目に沿って薄く伸ばしていきます。 ここで大切なのは、直接テーブルにドバッとかけないこと。
まずは乾いたウエス(布)に500円玉大くらいの量を取り、木目に沿ってスーッと滑らせていきます。

一度に大量に塗るのではなく、「かすれてきたら、また500円玉分を足す」というリズムで進めるのがムラなく仕上げるプロのコツです。イメージは、乾燥した肌に薄く丁寧にクリームを伸ばしていく感覚。
③ 乾拭きが肝心

次に表面に残った余分なオイルを、新しい綺麗なウエスでしっかりと拭き取ります。実はここがとても重要な工程です。ここでサボると、仕上がりがムラになったり、いつまでもベタベタしてしまいます。
④ ひと晩の休息を

乾燥してやや白っぽい色味だったものが・・・↓
あとは半日〜一晩、しっかり乾燥させるだけ。 翌朝、テーブルに触れてみてください。しっとり吸い付くような肌触りと、深みを増した木目に、きっと驚くはずです。
(季節やお部屋の環境によって、乾燥にかかる時間は異なります。)

潤いある少し深い色味に。
空気感を変える、コーディネートの力

インテリアコーディネーターとして多くのお宅を拝見してきましたが、不思議なことに、手入れの行き届いた家具が一つあるだけで、部屋全体の「空気感」が変わります。
それは、高い家具を置いているからではなく、住み手がその空間を「慈しんでいる」という空気(気配)が、そこを訪れる人に伝わるからです。
3月の柔らかな光が差し込むリビング。 メンテナンスを終えたばかりの、少し艶やかなテーブル。 そこに新しい季節の花をそっと飾る。
そんな小さな変化が、春からの暮らしをきっとポジティブに変えてくれるはずです。

