1.オスの三毛猫
三毛猫のオスが誕生する確率は3万分の1程度。非常に希少な存在です。その理由には毛色を決定する遺伝子が深く関わっています。
猫のオレンジと黒の毛色を決める遺伝子は、どちらもX染色体上に存在します。通常、オスはXY、メスはXXという染色体を持っています。メス猫はX染色体を2本持つため、オレンジと黒の2色が同時にあらわれることがあり、白が加わることで三毛猫になります。
一方、X染色体を1本しか持たないオス猫は、オレンジか黒のどちらか1色しかあらわれません。そのため、本来オスの三毛猫は存在しないのです。ところが、まれにXXYという染色体異常を持つオスが生まれることがあり、この場合にのみ例外的に三毛猫になる可能性があります。
2.オスのサビ猫
サビ猫のオスも、三毛猫と同様に遺伝学上の理由からほとんど誕生しません。サビ猫は黒とオレンジの毛が不規則に混ざり合った毛色で、日本では錆びた金属のような色合いから「サビ猫」、海外ではべっ甲を連想させることから「トーティシェル」とも呼ばれています。
三毛猫と同様に、オレンジと黒の2色を同時に持つためにはX染色体が2本必要なため、本来はメスにしか生まれない毛色です。オスのサビ猫が生まれる仕組みは三毛猫とまったく同じです。
三毛猫との違いは、白色の遺伝子を持つかどうかだけと言われています。

