︎タウリンとは
猫が必要とする栄養素の中にタンパク質があります。タンパク質は体を構成する重要な成分であり、約20種類のアミノ酸から構成される化合物です。20種類のアミノ酸の配列を変えることで、異なるタンパク質を生み出すことができます。
アミノ酸は生体内で合成することができるものと、できないものがあります。体内で合成できないアミノ酸は食物中から摂取する必要があり、「必須アミノ酸」と呼ばれます。
この必須アミノ酸は動物種によって異なり、人はトリプトファン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、パリン、ロイシン、イソロイシン、ヒスチジンの9種類です。
犬はこの9種類にアルギニンを加えた10種類となります。猫は犬の10種類にタウリンを加えた11種類が必須アミノ酸です。
つまり猫はタウリンを体内で作ることができないため、食事から取り入れなければなりません。
︎タウリンの役割
タウリンの主な役割は以下の通りです。
胆汁酸の合成 免疫機能の保持 視力に必要な網膜機能の維持 心臓の収縮運動 生殖機能の保持特に重要なのが胆汁酸の合成です。
胆汁酸とは、肝臓で作られる消化酵素であり、脂肪分を消化分解する働きがあります。猫はタウリンがなければこの胆汁酸を作ることができず、脂肪を消化吸収できなくなってしまいます。

