猫が絶対に口にしてはいけない「危険な飲み物」5選
1.カフェイン
コーヒーや緑茶に含まれるカフェインは、猫の心臓や神経に強い刺激を与えます。摂取すると、過剰に興奮して走り回ったり、体が小刻みに震えたりする症状が現れることも。
重症化すると不整脈やけいれんを引き起こし、命に関わることもあるようです。出がらしの茶葉やコーヒーの粉を誤って舐めてしまうケースも多いため、猫の届く場所に放置してはいけません。
2.アルコール
猫にとってアルコールは、ごく少量でも急性アルコール中毒を引き起こす猛毒です。猫の体内ではアルコールを無害な物質に分解することができず、脳や内臓に深刻なダメージを受けます。
フラフラと千鳥足になったり、意識を失ったりするほか、最悪の場合は呼吸が止まってしまいます。お酒の席では、こぼした雫を舐めないよう細心の注意が必要です。
3.ネギ類が含まれるスープ
タマネギや長ネギを煮出したスープには、猫の赤血球を破壊する成分が溶け出しています。これを飲むと、深刻な貧血や血色素尿を引き起こす「ネギ中毒」になります。
加熱しても毒性は消えないため、人間用のスープや味噌汁の残りを飲ませるのは非常に危険です。
飲んだ直後ではなく数日経ってから症状が出ることもあるため、日頃から注意するようにしましょう。
4.果物や加工品が含まれるジュース
ブドウやレーズンに含まれる成分は、猫に急性の腎不全を引き起こす可能性があります。原因となる物質はまだ完全には解明されていませんが、一度発症すると腎臓が機能しなくなり、毒素が体中に回ってしまいます。
ジュースなどの加工品も同様に危険です。特に甘い香りに誘われて猫が口にしやすい飲み物なので、テーブルの上に置いたままにしないでください。
5.牛乳
「猫には牛乳」というイメージを持つ人も多いですが、実は多くの猫が牛乳に含まれる乳糖をうまく分解できません。
これを飲むとお腹を下したり、激しい下痢や嘔吐を繰り返すことがあります。子猫の場合は特に脱水症状を起こしやすく、体力を奪われる原因になります。
どうしてもミルクを与えたい場合は、必ず「猫用」として市販されているものを選んでください。
もし誤って飲んでしまったら?
愛猫が危険な飲み物を口にしてしまった時、最も大切なのは飼い主が冷静さを保つことです。
慌てて無理に吐かせようとすると、液体が気管に入って肺炎を起こしたり、食道を傷つけたりする二次被害のリスクがあります。まずは猫を落ち着かせ、何を、いつ、どのくらいの量飲んだのかを正確に把握しましょう。
空の容器やパッケージが残っていれば、成分を確認するために必ず保管してください。たとえその場ですぐに症状が出ていなくても、体の中で毒素がゆっくり回っている可能性があります。
「様子を見よう」と時間を置くのではなく、まずはかかりつけの動物病院に電話で指示を仰ぐことが、愛猫の命を救う最善の行動です。

