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戦禍を逃れて「安全なキャンパス」へ!  約1600匹の保護猫たちが暮らす大学構内 レバノン

戦禍を逃れて「安全なキャンパス」へ!  約1600匹の保護猫たちが暮らす大学構内 レバノン

1600匹が暮らすキャンパス

多くの猫たち

画像はイメージです

レバノンにある「ベイルート・アメリカン大学」には、約1万人の学生がいます。 1866年に宣教師学校として設立された同学は、ベイルートの中心部に広大な土地を所有し、地中海まで広がる広大な庭園が自慢です。

同時にこの大学は、かなりユニークな存在です。というのも、このキャンパスには保護された猫たち1600匹ほどが暮らしているのですから。

大学での猫の保護活動は、1980年代のレバノン内戦中に、ハムラ地区中心部にある同学のキャンパスに戦闘から逃れてきた猫たちが避難してきたことから始まりました。やがてこの活動は、近年の戦争で捨てられた猫たちを保護するプログラムへと発展しました。

「内戦中は大学周辺を含め、いたる所で深刻な市街戦が繰り広げられていました。そのため猫たちはこの大学に大挙して押し寄せたのです。きっと自分たちにとって安全な場所だと考えたのでしょうね。そのまま猫は大学に住み着きました」と話すのは、同学職員のHenry Matthewsさんです。

猫たちには避妊手術を実施

キャンパスにいる猫

画像はイメージです

ベイルートはこれまで多くの戦争を経験してきました。現在も依然として攻撃は続き、人々は家を追われて経済的に困窮し、多くのペットが捨てられました。

「自宅を失い、多くの人が飼い猫を捨てています」というのは、猫を収容するクリニックを経営しているRana Bou Khalil獣医師です。

彼によると、「同学で猫を世話してくれる」と信じた人々が、猫をキャンパスに放つようになりました。このためRanaさんはこの2年間で1000匹もの猫の避妊・去勢手術を行ったのです。

1年ほど前に800匹程度だった保護猫は、現在1200匹から1600匹ほどに増えていると考えられています。でも正確な数はだれにもわかりません。

大学構内に設置されたケージには、子猫たちが収容されています。ほかに高齢猫のケージもあります。ほとんどは元飼い猫だったようで、純血種も含まれています。ペルシャ猫のような長くなめらかな毛並みの猫もいれば、折れ耳のスコティッシュフォールドもいます。

管理人は毎日1時間かけて、広大なキャンパスの庭園のあちこちにドライキャットフードの入った鉢を置いて回ります。クリニックでは猫の里親探しを試みていますが、多くの動物が捨てられている現状ではなかなかうまくいきません。

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