「デルフトのスフィンクス」フェルメールの真骨頂
マウリッツハイス美術館 展示風景(2019年9月 筆者撮影)
謎多き画家フェルメールを、なぞなぞを出題する伝説上の生き物に例えて「デルフトのスフィンクス」と呼ぶことがあるそうです。
《真珠の耳飾りの少女》は特にミステリアスで、モデルが誰かもわかっていません。それは必ずしも不幸なことではなく、わからないから私たちの興味をかき立てるのだと思います。
少女が誰でもないからこそ、見る人の想像の幅も広がるというもの。鑑賞者の数だけ物語がある作品、と言えるのではないでしょうか。
