
さらに、学童保育の退所後の過ごし方と影響についても調べた結果、公立学童保育の退所時期は「小学3年生」が最多(32.9%)、小学1年生の4-6月にも1割程度が退所しています。
また退所後は「自宅で留守番」が増加し、週4日以上留守番する子どもは20.4%(5人に1人)に上ることが明らかになりました。加えて、主な放課後の過ごし方が「自宅で留守番」の子どもは、自己肯定感やチャレンジ意欲が相対的に低い傾向もみられました。
調査の背景・目的
近年、共働き世帯の増加に伴い、子どもの放課後の居場所へのニーズは高まっています。国においても、こども家庭庁と文部科学省が連携し、放課後児童クラブの拡充を進めていますが、待機児童数は約1.6万人規模で推移しており、依然として受け皿不足が課題となっています。
同団体が2024年に実施した調査では、小学1年生の早い段階で学童保育を退所するケースが一定割合あることや、子どもが「行きたい」と思える要因として友達と遊べる環境が重要であることが明らかになりました。
そこで今回、全国の小学生の保護者を対象に、子どもの放課後の過ごし方や居場所に対する認識、満足度、さらに学童保育の退所実態と退所後の過ごし方について調査を実施。同調査では、放課後の過ごし方と子どもの意欲や保護者の安心感との関係も分析しています。
学童保育の退所ピークは小3、最多理由は「行きたくないから」




今回の調査では、小学3年生が最も多い退所時期となりましたが、小学1年生でも約2割、1年生の4月〜6月に約1割の退所が見られました。
学童保育の活動内容・音環境・過ごし方の選択性には改善の余地があり、過ごし方の質が伴わなければ、安定的な居場所として機能しなくなることが見受けられました。
