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“みんなのしゅんちゃん”渡辺俊介と今江敏晃が語るロッテ黄金期の裏側と指導者のリアル<ダグアウト!!!>

“みんなのしゅんちゃん”渡辺俊介と今江敏晃が語るロッテ黄金期の裏側と指導者のリアル<ダグアウト!!!>

「ダグアウト!!!」
「ダグアウト!!!」 / ※提供画像

3月16日に放送された野球トークバラエティ「ダグアウト!!!」(毎週月曜夜10:00-11:00、BS10)。今回のゲストは現役時代に千葉ロッテマリーンズや海外リーグの活躍から“ミスターサブマリン”の愛称で親しまれた渡辺俊介と、ロッテ・東北楽天ゴールデンイーグルスで活躍し引退後は楽天監督や韓国サムスンライオンズのコーチを務めた今江敏晃だ。MCの上田まりえ、ぺこぱ松陰寺太勇とともに、ロッテ時代の思い出から指導者としての苦労まで、野球人生を振り返る濃密なトークを繰り広げた。

■チームメイト全員が“しゅんちゃん”呼び…愛されキャラの渡辺俊介

ロッテ時代の先輩後輩にあたる渡辺と今江だが、今江は渡辺のことを「しゅんちゃん」と呼ぶ間柄。とはいえその呼び方は特別なものではなく、今江いわく「“みんなのしゅんちゃん”みたいな感じですから」というほどチーム内で自然と定着していた愛称だったそうだ。同学年の里崎智也はもちろん後輩の小林宏之や西岡剛までもが同じように“しゅんちゃん”と呼んでいたというから、渡辺の人柄の良さがうかがえる。

そんな渡辺は2005年、ロッテが31年ぶりの日本一を達成した当時のチームについて振り返る。強豪チームのエースでありながらフィールド上でも“ゆるフワ”な雰囲気だったそうで、どこかリラックスした空気があったという。当時のロッテのチームカラーを象徴するエピソードだ。

話題は渡辺の長男・渡辺向輝の話にも及んだ。東京大学でアンダースロー投手として活躍した息子について、松陰寺が「投げ方そっくりですね」と声をかけると渡辺は意外な裏側を明かす。

本人はもともとアンダースローが好きではなかったそうだが、幼い頃から父の姿を見て育ったことで自然と似ていったそう。渡辺は「仕草は教えてないのに勝手に似るからね」と語り、親子ならではの不思議な共通点を振り返った。

■ボビー・バレンタイン監督が作った自由なチーム作りとプロ野球界の変革

番組中盤では、ロッテ時代の象徴的な人物としてボビー・バレンタイン監督の名前が挙がった。渡辺と今江の2人は口をそろえてムードメーカーと語り、その独特なチーム作りを回顧する。

松陰寺が「社交ダンス踊ってましたよね」と当時の印象的なエピソードを振ると、渡辺は「あれはまあまあ大変でしたよ」と苦笑い。さらにWBCでアメリカに渡った際にバレンタイン監督から社交ダンスを覚えてくるよう指令があり、実際に現地で数回練習していたという驚きの裏話も明かされた。

もっとも印象的だったのは、バレンタイン監督の練習に対する考え方だ。渡辺は監督の方針について「ダメなことと良いことがはっきりしている。それ以外は自由」だったと振り返る。当時の日本プロ野球界では練習量の多さが美徳とされる風潮もあったが、バレンタイン監督はケガ防止の観点から練習量を徹底的に管理していた。休日や試合後の練習だけでなく、投球練習の球数まで厳しく制限されていたというから驚きだ。

ある日、渡辺が「200球投げたい」とバレンタイン監督に相談すると、「1球目から全力で投げてるか?最初の50球くらいをアップ感覚で投げてるから、そんなに必要なんだ」という言葉が返ってきたという。この指導方針について渡辺は「肩を作るのが早くなったり、ムダな球数は減った」と語り、合理的な指導が大きな効果をもたらしていたことを明かす。

一方、今江が衝撃を受けたのはファンサービスの徹底ぶりだったという。「ボビー・バレンタインに(ファンサービスを)教えてもらった」と語るほどで、松陰寺も「ファンサービスってこんなにやっていいんだ」と当時の今江を思い返す。その影響力について、「プロ野球が変わった気がしますね」と称えるのだった。

■指導者として感じる勝負の重みと選手への向き合い方

番組終盤、話題は引退後に指導者として歩んできた2人へ。渡辺は2025年まで社会人野球チームの監督を務めていた経験を振り返り、社会人野球ならではのプレッシャーを語る。プロ野球がリーグ戦であるのに対して社会人野球は基本的にトーナメント方式のため、「年中WBCの決勝トーナメントのような緊張感がある」という。

都市対抗野球などでは企業の社員が大勢応援に駆けつけることもあり、勝敗の重みは非常に大きい。さらに社会人野球の選手には将来プロを目指す若手も多く、チームとして勝つことと選手を育てることの両立が求められるという難しさもあった。

一方の今江が主張したのは、選手への声かけの難しさ。特に1軍から2軍への降格を伝える場面では、「1軍から2軍へ行くとなると、選手のテンションはかなり落ちる。どんな形であれ2軍行きは嫌がるので、声のかけ方はかなり気をつかった」と打ち明けた。現役時代にはチームメイトとしてロッテの黄金期を支えた2人だが、指導者となった後は選手とは違う視点で野球と向き合っていることがうかがえる。

今回の放送では、2005年に日本一に輝いたロッテを支えた自由で明るいチーム文化と、その裏にあった合理的な指導哲学が浮かび上がった。華やかなプレーの裏側にある人間関係や指導の哲学に触れられるのも「ダグアウト!!!」ならではの魅力であり、今後も注目していきたい。

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