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佐久間宣行氏、“海外でウケる”番組作りを意識しない理由を明かす「共有の前提の意識が高すぎる」

佐久間宣行氏、“海外でウケる”番組作りを意識しない理由を明かす「共有の前提の意識が高すぎる」

佐久間宣行氏の「オールナイトニッポン0」が2月25日に放送された
佐久間宣行氏の「オールナイトニッポン0」が2月25日に放送された / ※ザテレビジョン撮影

元・テレビ東京のプロデューサーで、現在はフリーのテレビマン・佐久間宣行氏がパーソナリティを務める「オールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送)が2月25日に放送された。この日も黒いトレーナー姿で登場した佐久間氏は、日本のバラエティ番組の海外展開についてのトークを展開。

■「日本でコンテクストが複雑になったエンタメは…」

番組冒頭で、「(『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』[日本テレビ系]の企画シリーズ)『笑ってはいけない』が海外展開を発表されたということで」というニュースを読み上げた佐久間氏は、そこから自身の番組作りに関する話題へと発展し、「俺は『海外でウケる番組を意識して考えることありますか?』って聞かれることがあるんですけど、それは全くないです」とキッパリと断言する。

その理由について、「海外でウケるっていうことを意識した時期もちょっとだけあったんだけど、そうすると日本で面白く無くなるっていう(笑)。その感覚があるんですよね」と豪快に笑い飛ばした。

さらに、世界的ヒットを記録したNetflixのドラマを引き合いに出し、「難しいところでさ、『イカゲーム』(が流行った)ときに結構テレビ界の人たちとも話したんだけど、『イカゲーム』自体はすごく面白いんだが、『イカゲーム』を日本のキャストで日本でやったら多分さ、デスゲーム漫画が多すぎて、ちょっとシンプル過ぎない…?ってなる」と推測し、「日本でドラマ化した場合って多分もっと難しいルールになってただろうなって思うけど、それだと、世界に出したときにはもしかしたら難しすぎるよ!ってなった気もするんだよね」と、日本と世界におけるエンタメの“複雑さの需要”の違いを独自の視点で分析。

そして、「だから、日本でコンテクストが複雑になったエンタメは、日本でウケることだけ考えて作っていくと、そのルールの複雑さみたいなものが、(海外展開では)もしかしたら難しくなるのかなっていう気がするな」と自身の考えを述べる。

■「人(国)によって笑いの感覚って全然違うからね」

続けて、日本のお笑いを輸出する際の特有のハードルにも言及し、「日本のお笑いが難しいのは、そのまま輸出しようとすると、トークとか漫才の場合、文脈が固有名詞とか、人間関係が絶対に出てきちゃうじゃん?共有の前提の意識が高すぎるっていうのがあるんだよね」と指摘。「芸能界を前提にしてるものだと日本の中でしか分からないから…だから、難しいよね」と、内輪の人間関係や文脈が目立つ構造がネックになることを明かした。

ちなみに、佐久間氏自身が手掛ける「ゴッドタン」(テレビ東京系)の人気企画である「キス我慢選手権」や「芸人マジ歌選手権」にも、過去に何度か海外から声がかかったことがあるという。しかし、アドリブ演技に対して外からツッコミを入れる文化や、“マジで歌っている”というていで変な歌を披露するコント的なフォーマットが、日本以外の国では笑いとして伝わりにくいため、実現化はしなかったという裏話も披露。

最後に佐久間氏は、「人(国)によって笑いの感覚って全然違うからね」と締めくくり、国境を越えて「笑い」を届けることの難しさと奥深さを語っていた。

番組終了後のイチナナ限定アフタートークでは、本編に引き続き、就職活動やテレ東時代に面接官を担当した際の裏話などについての話題に花を咲かせる佐久間氏だった。なお、同ラジオはライブ配信アプリ・17LIVE(イチナナ)でも同時生配信され、生配信では番組収録の映像やリスナーからのリアルタイムでのコメントに加え、本編放送後のイチナナ限定アフタートークも配信されている。

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