“婚活アドバイザー”植草れいあ 結婚を「食わず嫌い」? 20~30代女性のリアルな結婚観とは?

“婚活アドバイザー”植草れいあ 結婚を「食わず嫌い」? 20~30代女性のリアルな結婚観とは?


植草れいあさん

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 テレビやラジオといったさまざまなメディアに出演し、“敏腕”婚活アドバイザーとして知られる植草美幸さんが代表を務める結婚相談所「マリーミー」(東京都渋谷区)で、婚活アドバイザー&ファッションプロデューサーとして会員に寄り添う植草れいあさん(以下、れいあさん)。昨今、若い世代の結婚出産離れが少子高齢化の大きな原因であると問題視されています。そこで、れいあさんに、20代後半から30代前半の女性の結婚事情について、独身の筆者が話を聞きました。

東京と地方で結婚観に“差” 結婚を“食わず嫌い”?

 20代、30代での未婚率が高まる現代。こうした現状を踏まえて、この世代の成婚実績が多数あるれいあさんに結婚観や傾向を質問したところ、「積極的な人であれば、20代で結婚する人も多いのですが、婚活現場では消極的な人や遠慮がちな人も多いんです」と説明してくれました。続けて、「20代で『まわりも結婚していない』『待っていればいつかよい人が現れる』と思っているうちに30代になり、結婚相談所に駆け込む人も珍しくありません」と言います。

 東京都は、他の地域と比べて結婚離れが顕著だといわれていますが、れいあさんも都内と地方における結婚観の違いを実感しているそうで、「女性の選択肢は働くことにより増えました。東京都では結婚を選ばない女性が多くいます。一方、地方では若いうちに結婚したいという考えが都心よりも強い傾向にあり、晩婚化が著しく進んでいるわけではないと思います」と話します。

 結婚が全てではないという世の中の雰囲気を踏まえて、れいあさんは「自分が幸せであれば、必ずしも結婚はしなくてもよいと思います」と述べた上で、「子どもが欲しい、一人で老後を迎えたくないなど、さまざまな考え方があります。そう思うのであれば、結婚を1回くらいはしてみてもいいのではないでしょうか」とコメント。理由については「結婚に失敗したくないという思いから踏み込めない場合、結婚したくないというよりも、離婚に対する悪いイメージや失敗したと思われたくないという気持ちが強い方が多い。それが結婚しない理由であれば、挑戦もしていないのに、“食わず嫌い”だと思います。してみたら、案外うまくいくかもしれません」と言います。

 筆者自身、結婚の悪い面ばかりに目がいき、結婚願望が薄い自覚はありましたが、今の自分には“食わず嫌い”という言葉が当てはまることに気づきました。食わず嫌いで結婚を避けると、結婚によって得られる幸せを知らずに一生を終えるのは惜しい気がします。

婚活女性が共通して抱えている意外な問題とは…

 20代後半を過ぎると、将来を長期的に考えるようになり、結婚願望が強い人ほど結婚への焦りが徐々に生じてくるそうです。そこで、20代後半から30代前半の婚活女性が共通して抱える問題について質問したところ、れいあさんは「この世代といっても悩みはそれぞれです」と前置きしながら、「お子さんに関する不安を抱えている人が多いです」と話します。理由として、「子どもを授かった場合、仕事を続けられるか分からないという声をよく聞きます。特に、上京組の人は両親やきょうだいなど周囲に支えてくれる人がいないと悩んでいます」といいます。

 れいあさんは会員から打ち明けられた悩みの数々を踏まえた上で、「行政機関の援助が必要だと思います。少子化が進んでいる中、子どもを産んでくれる人をもっと大事にすべきです」と、きっぱりとした口調で独自の考えを話してくれました。

 また、近年は若者の出産離れも話題に上がります。れいあさんは「結婚相談所に訪れる若い女性はお子さんを欲しがっています」と赤裸々に打ち明けてくれました。さらに、子どもを2~3人望んでいる女性も珍しくないんだとか…。ある会員には「3人きょうだいなので3人産みたいです。出産や育児中は働けないですが、費用がかかるので、パートナーにはこれくらいの年収を希望しています」と相談されたのだとか。子育てに計画的、かつ意欲的な女性もいるようです。

配信元: オトナンサー

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