もう自分を犠牲にしたくない
その時、私のスマホに通知が届きました。聡里からです。昨日の暴言はなかったかのようにこんなメッセージを送ってきます。
「昨日は言い過ぎちゃった。亜紀にまた話を聞いてほしいんだけど会えない?」
私の心は、このメッセージに対して明確な拒否反応を起こしています。
「士郎さん、私……もう嫌だ」
「うん。亜紀が自分を犠牲にするのはやめたほうがいいよ」
聡里とは高校からの12年間。たくさんの思い出がありました。でも、今の彼女は、私の知っている聡里ではない。あるいは、私が勝手に理想の親友像を押し付けていただけなのかもしれません。
私は震える指で、聡里に本当の気持ちを伝えるべくメッセージ画面を開きました。
あとがき:知識という名の「盾」を手に入れる
自分が悪いわけではなく、相手に「奪われていた」のだと知る。第4話は、言葉によって救済がもたらされる回です。士郎さんが提示した「エナジーバンパイア」という概念は、亜紀にとって最強の盾となりました。相手を病気や悪人として憎むのではなく、特性を理解して「論理的な対話は無駄」と割り切る。
この冷静な視点こそが、泥沼の人間関係から抜け出し、自分を犠牲にしないための第一歩になるのかもしれません。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

