「触れてはいけない犬」の特徴5選

1.イエローリボンを付けている
リードや首輪に黄色いリボンや黄色いアイテムをつけている犬は、「そっとしておいてください」というメッセージを伝えています。
これは「イエロードッグプロジェクト」という世界的な活動で、健康上の理由や、他の犬や人が苦手な犬、あるいは現在トレーニング中であることなどを示しています。
このリボンを見かけたら、遠くから見守るだけにとどめ、決して近づいたり触ろうとしたりしてはいけません。
2.仕事中の犬
盲導犬、介助犬、聴導犬などの「補助犬」は、飼い主の生活を支えるための大切な仕事の最中です。彼らがハーネスを着用しているときは、周囲の状況に集中し、飼い主を安全に導かなければなりません。
ここで他人が声をかけたり、なでたり、食べ物を見せたりすると、犬の集中力が途切れてしまい、飼い主を危険にさらすことにつながります。仕事中の犬を見かけたら、挨拶をしたい気持ちを抑えて、静かに通り過ぎるのが正しいマナーです。
3.怖がっている・興奮している
犬の様子を観察して、尻尾が足の間に巻き込まれていたり、体が小刻みに震えていたりする場合は、強い恐怖を感じているサインです。
また、逆に激しく吠えたり、飛び跳ねたりして興奮している場合も注意が必要です。このような状態の犬に手を出すと、自分の身を守ろうとして反射的に噛んでしまうことがあります。
耳を後ろに倒している、白目が見えている、といった細かいサインも見逃さないようにし、犬が落ち着かない様子であれば距離を置きましょう。
4.体調が悪い・怪我をしている
人間と同じように、犬も体が痛いときや気分が悪いときは、そっとしておいてほしいものです。特に持病があったり、術後の回復期であったりする犬は、触られることで患部に痛みが走り、パニックを起こしてしまうことがあります。
また、一見元気そうに見えても、高齢で耳が遠くなっていたり、目が不自由だったりする犬は、急に触られるとひどく驚いてしまいます。相手の犬の体調を外見だけで判断せず、常に慎重な姿勢を持つことが大切です。
5.トレーニング(しつけ)の最中
散歩中に飼い主の顔をじっと見ながら歩いていたり、指示を受けて待機していたりする犬は、トレーニングの真っ最中かもしれません。しつけの訓練は、犬と飼い主の信頼関係を築くための非常に重要な時間です。
ここで第三者が割り込んでしまうと、それまでの練習が台無しになり、犬も誰の指示を聞けばよいのか混乱してしまいます。真剣な表情で歩いているペアを見かけたら、邪魔をしないように配慮するのが、犬を飼う人々の中での共通ルールです。
接触が危険な理由

犬に不用意に触れることが危険な理由は、単に「噛まれるから」だけではありません。最も大きなリスクは、犬がパニックを起こすことで生じる二次被害です。
驚いた犬がリードを振り切って道路へ飛び出し、車にはねられる交通事故や、飼い主が転倒して怪我を負うケースも少なくありません。
また、心理的なダメージも深刻です。一度でも怖い思いをすると、犬は「人間=怖い存在」と学習してしまい、その後の社会生活が困難になる「人間不信」に陥ることがあります。
さらに、感染症のリスクも忘れてはいけません。稀ではありますが、人間が持っている細菌が免疫の落ちた犬に影響を与えたり、逆に犬が持っている病気が人間に移ったりする可能性もあります。
お互いの命と健康、そして心の平和を守るために、安易な接触は避けるべきです。

