
中島歩と草川拓弥がW主演を務めるドラマ25「俺たちバッドバーバーズ」(毎週金曜深夜0:42-1:13ほか、テレ東系ほか)の第11話が3月20日に放送された。月白(草川)が倒れ、走馬灯が流れる中、日暮(中島)が必死に蘇生を試み、息を吹き返すまでの一連の展開に手に汗を握った。X(旧Twitter)でも、、「蘇生シーンも2人がおでこを強くくっつけながら名前呼び合うのも全部が痺れたし涙止まらなかった」「初めて見るかっこよさ。『触んな』が最高」「砂時計が戻ってくところで心臓がギュッてなった」とコメントが寄せられた。(以下、作品のネタバレを含みます)
■“裏用師”が依頼人の髪と人生を整えるアクションコメディー
同ドラマは、「ベイビーわるきゅーれ」シリーズや映画「ネムルバカ」の阪元裕吾監督とテレビ東京が、「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」以来、二度目のタッグで送る“理容師アクションコメディー”。
田舎町にひっそりと佇むレトロな雰囲気の理容室・月白理容室を舞台に、表の顔は理容師だが、裏の顔は客が持ってきた表社会では解決できないトラブルを力で解決する“裏用師(リヨウシ)”として活動する理容室店主・月白司(草川)と、月白理容室に住み込みで働くことになる元美容師・日暮歩(中島)の二人が、不器用ながらもさまざまな依頼を引き受け、依頼人の髪と人生を整えていく様子を描く。
中島と草川の他、月白理容室を訪れる謎の高校生・志賀風磨を原田琥之佑、月白らの仕事仲間で天才凄腕ハッカーの古川リコを吉田美月喜が共演。月白らの仕事仲間で、ブローカーとして広い顔を持つ、牛窪警備保障の社長・牛窪譲役を後藤剛範、牛窪を尊敬している牛窪警備保障の社員・新田翼役を濱田龍臣が務める。また、高良健吾が日暮と月白に大きく関わることになる謎の男・佐々木しんのすけ役で出演する。
■カリスマ美容師の夢破れた日暮は、“裏用師”月白と出会う
カリスマ美容師を目指すも夢破れ、旅に出たアラフォーの男・日暮歩(中島歩)。家も金もない日暮は、田舎町で見つけた「月白理容室」を訪れ、店主の月白司(草川拓弥)に理容師になりたいと懇願する。
しかし、月白には裏の顔があった。表の顔は理容師だが、裏の顔は客から依頼されたどんな問題も力で解決する“裏用師”として活動していた。
■佐々木一家と月白軍団の最後の戦いが始まる
しんのすけ率いる佐々木一家との戦いに、日暮は最後まで付き合うことを誓う。しかし、それでも逃げ腰の日暮に月白は“裏用師・日暮歩”に正式な依頼を出し、ハッカー・リコや牛窪警備保障の新田も加わる。こうして佐々木一家と月白軍団の最後の戦いが始まる。
壮絶な戦いの中で日暮も必死で立ち向かうが、新田とリコが致命的な血を流し、しんのすけの父・ひろき(吉岡睦雄)と母・さなえ(猫背椿)も深手を負い、そのまま動かなくなる。
一方、月白はしんのすけと一対一で素手で戦闘を繰り広げていた。
■月白理容店に仲間が集まって平和な時間が流れ、砂時計が落ちていく…
無言のまま素早い動きで息詰まる死闘が展開。互角の勝負となっていたが、しんのすけが優勢となり、一撃を加えて月白が倒れ込む。横たわって目を閉じて意識をなくす月白。
砂時計が映し出され、緑色の砂がサラサラと落ちている。鋏を置いて「閉めるか」と月白がつぶやいて立ち上がると、理容店の扉が開いて「月白ちゃん」と白石(河内大和)が入ってくる。
指で頭を指しながら「すまん!髪、ボーボーじゃけ、切ってくれんかいの」と白石が言うと、「どこをだよ?自分でやれよ、ほら」と月白は苦笑しつつ白石の得意技である、口から道具を出すしぐさをする。
白石も手を口に入れるふりをして2人して笑い合う。そこにリコも入ってきて「相変わらずきったねぇ店だなぁ。え、レディースのカットできんの?」と憎まれ口を言い、砂時計の緑色の砂がさきほどよりさらに落ちている映像が映し出される。
「角刈りにしてもいいならな」と月白が挑戦的に告げ、「お前さぁ、小学生のときプリンの作り方教えてやっただろ。その恩忘れたのかよ」とリコが返す。月白が顔をしかめて「何年前の話だよ」と笑い、リコも笑う。
「月白さん、お邪魔します」とさらに新田も入ってきて、砂時計の緑色の砂は半分以上減っている。「任務で少し遠くの方に行くのでしばらく切れないかもしれなく、カットお願いします」と礼儀正しく頭を下げる新田。しかし、月白は真剣な顔で「悪いな、店じまいなんだ」と話し、砂時計の緑色の砂は後わずかで全て落ちきる寸前となる。
そこへ「閉めるにはまだ早いんじゃないか」と牛窪が顔を出し、神妙な面持ちで月白に近づく。「あっちに仕事残ってんだろ?呼ばれてるぜ」と牛窪が語りかけ、振り下ろしてたたく拳と鼓動が聞こえる。そして、砂時計の砂が戻ってゆく。
月白が「あぁ」と牛窪らに告げ、今度は必死の形相で倒れている月白の心臓の辺りを強くたたく日暮が映し出される。「ダー!」と日暮が叫びながらもう一度激しく打つと、「あー!!」と言う声とともに月白が息を吹き替えし、起き上がる。
彼らは互いの頭を抱き寄せておでこを合わせ「月白ー!」「日暮ー!」と名前を呼び合う。興奮気味に喜びを分かち合って、抱き合う2人。いったん月白が「触んな!」と日暮を突き放すが、再びまた強く抱き合うのだった。
月白の人生の走馬灯がもう二度と取り戻せない平和そうな空間で切なく、同時に死にかけた月白を日暮が必死に蘇生する様子に手に汗握った。X(旧Twitter)でも、「蘇生シーンも2人がおでこを強くくっつけながら名前呼び合うのも全部が痺れたし涙止まらなかった」「初めて見るかっこよさ。『触んな』が最高」「砂時計が戻ってくところで心臓がギュッてなった」とコメントが寄せられた。
◆構成・文=入江奈々

