「愛情に包まれた日々」を求めて
頑張れば頑張るほどうまくいかないことも多い婚活。ときには相手との価値観のすれ違いに戸惑い、立ち止まってしまうことも少なくありません。そんな“心の揺れ”の数々を、1000人以上の男性との出会いを通して真正面から描いた書籍があります。夢川まりなさんの著書「婚活迷宮をさまよっていたら、真実の愛にたどりつけました」(インプレス NextPublishing)です。
同書には、筆者自身の胸が痛むような経験や、思わず息をのむ出来事がいくつも登場。しかし、迷いながらも前へ進み続けた著者が最終的に“真実の愛”へたどり着くまでの過程が丁寧に描かれています。婚活で悩み苦しんでも「また一歩進んでみよう」という気持ちを保てた理由は何なのか? 筆者である夢川さんへのインタビューを、前後編に分けて紹介します。
※ ※ ※
――夢川さんは、婚活を始めた当初どのような思いを抱えていましたか?
夢川さん(以下同)「婚活を始めるまで、私は波乱万丈な人生を送ってきました。だからこそ、婚活を通して『本当の愛情に包まれた穏やかな日々』を手に入れたいと強く願っていました。
一人ではなく、人生のパートナーと愛を深めながら、自立しつつも孤立しない人生を送りたい……。そんな思いが根底にあったと思います」
――多くの出会いの中で、得に心に残っている出来事はありますか?
「結婚相談所で、2度の婚約不履行を経験したことです。
1度目は、相手から『結婚相談所はちゃんと出会える出会い系くらいにしか思ってなかった』と悪びれもなく言われました。
2度目は、婚約後に『結婚するなら離婚届を書いて、この契約書にサインしてほしい』と求められ、拒否したら入籍予定の2週間前に白紙にされました。その後も、モラハラや利己的な人と関わってしまうことが続きました」
――それは大変でしたね……。その経験から、どのような学びや気付きがありましたか?
「『ただ結婚したいだけではダメだ』と痛感しました。そのときに、自分と真っ正面から向き合わなければ、同じことを繰り返してしまうと気付いたんです。
そこから、自分の性格や特性、トラウマを見つめ直し、カウンセリングなども受けながら、当初の『穏やかに、愛情に包まれて生きたい』という願いを思い出しました。そのためには、まず自分自身を大切にし、優しくすることが必要だと気付きました」
――婚活中、気持ちが沈んでしまった時期はありましたか?
「ありました。正直に言えば……何度もです。
話し合いもないまま突然別れを告げられたり、信じていた相手に裏切られたり……。大切に扱われなかった経験は、本当にこたえました。大事にされないと、自分という存在が“なかったこと”にされたような気がしてしまい、どうしようもなく絶望してしまうことも多々ありました。ときには、泣くことしかできない日もありました」
つらい経験から、相手を信じることに臆病になっていたと語る夢川さん。ここから一体どどう立ち直り、どのように“真実の愛”へたどり着いたのでしょうか。
※ ※ ※
後編(2026年3月25日(水)22時台に配信予定)では、気持ちを立て直した方法とともに、現在のパートナーとの出会いがもたらした変化について聞いていきます。
(みくまゆたん)

