【だーい、どーんでーんがえーし!(再び)】
が、当時から5年も経ったわけだし、今回この原稿を書くにあたり、やっぱり最新情報を取材すべきだよなと思った。
どなたにお話を聞こうかと考えたとき、思い出した方がいた。
暢ちゃんとこのやりとりをしていた2021年、天下のNHKの看板番組「あさイチ」さんが、介護脱毛についての特集を組んでいた。
そこに出演されていたのが、よしき皮膚科クリニックの院長、吉木伸子先生。その番組で先生は「白い毛になっても脱毛できないわけではない」「介護のために脱毛が“必須”というわけではない」とおっしゃっていた。
その番組を見て私は、「なるほど、やはり私たちは、介護脱毛という言葉に振り回されているのだな」と理解した。
そこで、今回、この原稿を仕上げるにあたって、吉木先生に電話取材を申し込んだ。先生にお伺いすれば「介護脱毛はとくに必要ないですよ」とおっしゃると予想していたからだ。
ところが!!!
まさかまさかの!!! 再びだーいどーんでーんがえしーーーー!!!
電話での取材にて。介護現場のアンケート結果
(1)介護が必要な年齢の人たちは、そもそもアンダーが薄くなっている
(2)介護の現場では毛の有無はほぼ関係ない
をお伝えしたところ、吉木先生はおっしゃった。
「介護のプロの方たちはそうおっしゃると思いますし、実際、介護が必要な後期高齢者の方はすでに毛が薄くなっている人も多いと思います」
はい、そうですよね。「よし、ちゃんと裏とれた」と思っていたら、先生「ですが……」と言葉を続けた。
「介護施設に入る前の人たちはどうでしょう」
はっ!!
盲点! 再び盲点!!
たしかに介護施設に入る人は後期高齢者が多い。しかし、実際にはその手前で、家で洗浄の介助を受ける人も相当数にのぼる。その場合、介助をするのは主に身内だ。そしてまだ、毛も元気に残っている場合が多い。
一人で歩けるし、施設でケアされるほどではないけれど、大人用のおむつを使っている人も多いと先生は指摘する。その場合も、やはり脱毛しているとストレスが減るとのことだ。
「NHKの番組で、毛が白くなっても脱毛できないわけじゃないとおっしゃっていた記憶があるのですが」と私が尋ねると、「白髪になりたての毛であれば、脱毛できる可能性はありますね。でも、白くなってから数年経った毛は一般的な脱毛機器では難しいです」との答え。
「え、じゃあ、下の白髪は自分で抜くしかないのですか?」と聞いたら「それはおすすめしません。陰部の毛を自己処理で抜くと、膿みやすいんです」と先生。だから、完全に白くなってしまったあとのVIOは、ニードル(針)脱毛になるとおっしゃる。
ニードル! 痛いやつ!!!
さらにホラーな話も教えていただいた。
これは男性のヒゲ脱毛でも同じらしいけれど、白い毛が混ざった状態でVIO脱毛すると、白い毛だけが残るという。
白い毛だけ残る……。想像してしまった……。うっ。
え、ちょ、ちょ、ちょっと待って。
では、結局のところ……。
「自分や家族がケアをすることを考えたら、白くなる前の脱毛にはメリットがある」ってことですか?
先生は「そう思います」とおっしゃった。
最後通告!!
インターポールからスタートしたVIO問題。5年かけて、2周まわって、スタート地点に戻ってきたよ。
ジェットコースターかよ!!!
ここから私はどうすればいいの?
彼女たちに比べれば……
5年前に契約したMから始まる某脱毛サロン。
チケットがもったいないので、当時、ちょっとだけ通った。しかし、その後、その脱毛サロンが突然倒産してしまい、予約が全然とれなくなった。
その時は「脱毛、もういいかな」と思っていたので、チケットを消化しないまま、救済処置期間もスルーしてしまった。
吉木先生の話を伺って、慌ててアプリを開くも、チケット枚数はゼロになっている。
くーーーー、もったいなかったなと思ってアプリを凝視していたら、思い出したことがあった。
5年前、私のアンダーをちらり見ながら「お早いほうがいいですよ」とおすすめしてくれたお姉さん。
イントネーションが独特だったので、出身を聞いたら「秋田です」と言っていた。なんでも、友人や後輩を同じ職場に勧誘する人が多いので、私が通っていたMU●●●の某店舗は秋田出身だらけなのだとか。
秋田から上京してきた何人ものMUS●●のお姉さんたちが、急に解雇された場面を思い浮かべる。みんな、再就職できたかな。未払いのお給料、ちゃんと支払われていればいいんだけど。
そんなことを考えていたら、チケットのことは、なんだか諦めがついた。
さて。
振り出しにもどって考える。行くべきか、行かざるべきか。
プロに介護される前に、「弱る自分を自分でケアしなくてはならない」時期も想像せねばならぬ。
やはり、行くか。
あらためてそーっと検分すると。
5年間の間に、増えてたよ。白。
予約すっか。
次回4回目は「リッツ・カールトンと入れ歯」です。

