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「花粉症の薬」はどれを選べばよい?使用する際の注意点も解説!【医師監修】

「花粉症の薬」はどれを選べばよい?使用する際の注意点も解説!【医師監修】

花粉症は、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目の痒みなどが続き、仕事や家事、睡眠に影響しやすい病気です。薬を使えば楽になることがある一方で、市販薬の種類が多く、どれを選べばよいか迷う方もいるでしょう。さらに、眠気が出やすい成分や使い方を誤ると鼻づまりが悪化しやすい点鼻薬もあるため、選び方と使い方を押さえることが大切です。花粉症の治療は、花粉を避ける工夫に加えて、症状にあわせて薬を組み合わせていくことが基本です。

この記事では、花粉症の治療で使われる薬の種類や処方薬と市販薬の違い、市販薬を選ぶときのポイント、毎日の使い方で気を付けたい点を解説します。

林 良典

監修医師:
林 良典(医師)

【出身大学】
名古屋市立大学
【経歴】
東京医療センター総合内科、西伊豆健育会病院内科、東京高輪病院感染症内科、順天堂大学総合診療科、NTT東日本関東病院予防医学センター・総合診療科を経て現職。
【資格】
医学博士、公認心理師、総合診療特任指導医、総合内科専門医、老年科専門医、認知症専門医・指導医、在宅医療連合学会専門医、禁煙サポーター
【診療科目】
総合診療科、老年科、感染症、緩和医療、消化器内科、呼吸器内科、皮膚科、整形外科、眼科、循環器内科、脳神経内科、精神科、膠原病内科

花粉症の治療法と薬の種類

花粉症の治療法と薬の種類

花粉症の代表的な治療法を教えてください

花粉症の治療は、花粉の除去と回避、薬物療法、アレルゲン免疫療法、手術療法の4つが基本です。まずはセルフケアとして、マスクやメガネの使用、帰宅時の洗顔・うがいなどで花粉を避けます。薬物療法は症状を抑えて、日常生活への影響を減らす目的で行います。アレルゲン免疫療法は、原因物質を少量から投与して花粉への反応を和らげ、長期の改善を目指す治療です。薬で鼻閉が改善しにくい場合は、レーザー治療などの手術が選択肢になることもあります。

花粉症の薬にはどのようなものがありますか?

花粉症の薬は、症状と重さにあわせて選びます。主に使用する薬は第2世代抗ヒスタミン薬で、くしゃみや鼻汁に効果が期待でき、眠気が出にくい薬が増えています。鼻閉がつらい場合は、鼻噴霧用ステロイド薬や抗ロイコトリエン薬を併用します。目の痒みや充血がある場合は、抗アレルギー点眼薬を使う方法もあります。通常の治療で効果が不十分な重症のスギ花粉症は、抗IgE抗体製剤(オマリズマブ)を検討することがあります。ほかに、小青竜湯などの漢方薬を用いることもあります。

花粉症|処方薬と市販薬の違い

花粉症|処方薬と市販薬の違い

病院で処方される薬と市販の薬の成分は同じですか?

同じ成分が使われている場合もあります。例えば、フェキソフェナジンやロラタジンなどの第2世代抗ヒスタミン薬は、処方薬として使われてきた成分が市販薬にも採用されています。一方で、病院で使える薬は種類と組み合わせが多く、抗ロイコトリエン薬や重症例に限って使う抗IgE抗体製剤など市販では扱われない薬も含まれます。加えて、市販薬には第1世代抗ヒスタミン薬を含む商品もあり、眠気やお口の渇きが出やすい場合があります。点鼻薬も、処方薬は年齢や症状にあわせて選べる幅が広いです。

処方薬と市販薬の効果の違いを教えてください

第2世代抗ヒスタミン薬や鼻噴霧用ステロイド薬などは市販薬にもあり、成分と用量が同等であれば、効果そのものは大きく変わりません。一方、病院では症状の種類や強さにあわせて、使える薬の種類や組み合わせの幅が広くなります。例えば、鼻閉が強い場合に別の薬を追加する、効き目や副作用をみながら薬を切り替える、重症例で抗IgE抗体製剤を検討するといった調整ができます。その結果、市販薬で十分に改善しない方でも改善しやすくなることがあります。

病院で診察を受けた方がよいのはどのようなケースですか?

市販薬を使っても症状が強く続く場合は、受診を検討しましょう。特に、鼻づまりが続いて眠れない、日中の活動に支障が出る、薬を変えても改善しないといったときは、治療を見直す必要があります。また、片側だけの症状や黄色や緑の鼻水が続く、においがわかりにくい、鼻血を繰り返す、頬の痛みや腫れがある場合は、花粉症以外の原因も考えるため受診がすすめられます。さらに、舌下免疫療法を希望する場合や重いスギ花粉症で注射薬の適応を検討したい場合も、耳鼻咽喉科などで相談するとよいです。

配信元: Medical DOC

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