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「乳がん検診のマンモグラフィ」が受けられない人とは?3D検査の違いも医師が解説!

「乳がん検診のマンモグラフィ」が受けられない人とは?3D検査の違いも医師が解説!

乳がん検診のマンモグラフィとは?メディカルドック監修医が、年代別の推奨時期や3Dマンモの特徴、費用などについて詳しく解説します。

木村 香菜

監修医師:
木村 香菜(医師)

名古屋大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、大学病院や、がんセンターなどで放射線科一般・治療分野で勤務。その後、行政機関で、感染症対策等主査としても勤務。その際には、新型コロナウイルス感染症にも対応。現在は、主に健診クリニックで、人間ドックや健康診断の診察や説明、生活習慣指導を担当している。また放射線治療医として、がん治療にも携わっている。放射線治療専門医、日本医師会認定産業医。

婦人科のマンモグラフィ検査(乳房X線検査)とは?

乳がん検診で中心となるのがマンモグラフィ検査です。乳房専用のX線装置を用いて撮影し、触診では分からない小さな病変を見つけることを目的とします。ここでは検査の仕組みと、見つかる代表的な所見について解説します。

マンモグラフィ検査の目的と方法

マンモグラフィは、乳房を圧迫板で挟み、薄く伸ばした状態でX線撮影を行う検査です。上下方向と斜め方向から撮影し、乳腺の重なりを減らすことで微小ながんや石灰化を描出します。乳がん死亡率減少効果が科学的に示されている検診方法であり、40歳以上の女性に2年に1回の受診が推奨されています。

マンモグラフィ検査で見つかる乳房の石灰化とは?

石灰化とは、乳腺内にカルシウム成分が沈着し白く写る所見です。多くは良性変化ですが、細かく不規則に集まる微細石灰化は乳がんの初期変化であることがあります。触っても分からない段階で異常を捉えられる点がマンモグラフィの大きな特徴です。

乳がん検診はマンモグラフィ検査とエコー検査どちらが良い?

乳がん検診では、マンモグラフィと乳腺エコー(超音波)検査が行われることが多いです。それぞれ得意とする病変が異なるため、年齢や乳腺の状態に応じた選択が重要です。

20代・30代の乳がん検診はエコー検査

マンモグラフィ以外にも、乳がん検診として乳腺超音波検査(エコー検査)が実施されています。乳腺のエコー検査は、乳房表面に超音波プローブ(超音波の送受信をする器械)をあて、はね返ってくる超音波を画像として映す検査で、検査時間は10から20分です。
現時点では、マンモグラフィとの併用・エコー単独検査ともに、一般住民を対象とした死亡減少効果は示されていません。一方、高濃度乳房の方においては病変を検出しやすいという特徴もあります。30代は乳腺が発達している「高濃度乳房」が多く、マンモグラフィでは病変が見えにくい場合があるため、エコー検査が適しているとされます。通常、乳腺外科や検診センターの外来で受診可能です。

40代以上の乳がん検診はマンモグラフィ検査

40代以降は乳腺が徐々に脂肪化し、マンモグラフィで病変が描出されやすくなります。厚生労働省も40歳以上に2年に1回の受診を推奨しています。死亡率減少効果が確認されている点が根拠となっています。自治体のがん検診などで広く実施されており、基本的には外来での検査となります。

60代以上の乳がん検診はマンモグラフィ検査

60代は乳腺が萎縮し脂肪組織が増えるため、マンモグラフィ検査が特に有効と考えられます。一方で、60代の方のがん検診の受診率は40・50代の方よりも低下するというデータもあります。体調や基礎疾患を考慮しながら継続的な受診を検討することが求められます。

年齢に関係なくマンモグラフィ検査が推奨される人

家族歴がある方、過去に乳腺疾患を指摘された方、放射線治療歴がある方などは年齢に関係なく医師と相談のうえ検査を検討します。リスクが高い場合、エコーやMRIとの併用が選択されることもあります。

配信元: Medical DOC

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