「乳がん検診のマンモグラフィ検査」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「乳がん検診のマンモグラフィ検査」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
30代でもマンモグラフィ検査を受けた方がいいですか?
木村 香菜 医師
30代は対策型検診の推奨対象ではありません。乳腺が発達している方が多く、マンモグラフィでは病変が見えにくい場合があります。一般的には症状がある場合や家族歴などリスクが高い場合に、医師と相談のうえ検査を検討します。無症状でリスクが高くない場合は、エコー検査を含めた個別判断が基本となります。
マンモを受けた結果胸に石灰化があると言われた場合、再検査は必要ですか?
木村 香菜 医師
石灰化の多くは良性変化です。ただし、形や分布によっては精密検査が必要となる場合があります。微細で不規則に集まる石灰化は注意が必要です。検診で「要精密検査」と判定された場合は、放置せず乳腺外科で再評価を受けましょう。経過観察のみで済むケースも少なくありません。
乳がん検診で石灰化の指摘を受けた場合、対処法はありますか?
木村 香菜 医師
石灰化自体に対する治療は通常行いません。重要なのは、その石灰化が良性か悪性の可能性があるかを判断することです。必要に応じて拡大撮影や針生検を行います。精密検査の結果に基づき、経過観察か治療かを決定します。不安が強い場合は遠慮せず担当医に説明を求めましょう。
乳がん検診はマンモグラフィと超音波検査は両方受けるべきですか?
木村 香菜 医師
年齢や乳腺の状態によります。40歳以上ではマンモグラフィが基本です。一方で高濃度乳房の方ではエコーを併用することで検出率が向上する可能性があります。ただし、一般住民全体での死亡率減少効果が確立しているのはマンモグラフィです。自身のリスクに応じて医師と相談することが重要です。
まとめ 乳がん検診は自分に合った方法を選ぼう!
マンモグラフィは、乳がん死亡率減少効果が示されている検査です。特に40歳以上の女性では、2年に1回の受診が推奨されています。一方で、乳腺の濃度や年齢、家族歴などにより適した検査方法は異なります。
石灰化やしこりを指摘された場合でも、必ずしもがんとは限りません。大切なのは、結果を正しく理解し、必要な精密検査を受けることです。
乳がんは早期発見で治療選択肢が広がる病気です。定期的な検診を習慣にし、自分の年齢やリスクに合った方法を選択していきましょう。
「マンモグラフィ検査」に関連する病気
「マンモグラフィ検査」から医師が考えられる病気は4個ほどあります。
各病気の詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
乳腺外科の病気
乳がん乳腺症乳腺線維腺腫葉状腫瘍
一言:マンモグラフィでは、触診では分からない初期の乳がんや微細な石灰化を検出できる場合があります。ただし、画像所見だけでは良性か悪性かを断定できないこともあり、必要に応じて精密検査を行います。検診結果に「要精密検査」と記載があった場合は、乳腺外科での評価を受けましょう。
「マンモグラフィ検査」に関連する症状
「マンモグラフィ検査」と関連する症状は5個ほどあります。
各症状の詳細についてはリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
乳房の異常サイン
乳房のしこり
胸が張る乳頭分泌
乳房の痛み
乳房の皮膚のひきつれ
一言:これらの症状がある場合、乳がんをはじめとする乳腺疾患の可能性があります。ただし、多くは良性疾患によるものです。自己判断せず、気になる症状が続く場合は乳腺外科での診察と画像検査を受けることが重要です。
参考文献
PDF:資料1 乳がん検診について-厚生労働省
乳がん検診について:国立がん研究センター
3Dマンモグラフィ(トモセンシス) 公益財団法人東京都予防医学協会
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