カテキンが不足すると現れる症状

カテキンはポリフェノールの一種であり、体内で欠乏症が起こる「必須栄養素」ではありません。そのため、カテキンが不足することで特定の症状が直接現れることはありません。
動脈硬化のリスクが高まる
カテキンには抗酸化作用があることが知られていますが、体内の抗酸化機能はビタミンC・ビタミンE・カロテノイドなどさまざまな成分によって支えられています。
そのため、カテキンを摂取していないことだけで抗酸化力が大きく低下したり、動脈硬化や老化が進行すると断定することはできません。
老化
カテキンは健康維持に役立つ可能性が示唆されている成分のひとつですが、特定の成分の不足を心配するよりも、緑茶だけでなく野菜・果物・大豆製品などを含めたバランスのよい食事を心がけることが重要です。
カテキンを過剰摂取すると現れる症状

鉄欠乏性貧血
カテキンはポリフェノールの一種で、タンニン様作用を持つ成分です。食事中の非ヘム鉄と結合することで鉄の吸収を妨げる可能性があるため、濃い緑茶を大量に飲む習慣がある場合や、もともと鉄不足がある場合には注意が必要です。ただし、通常の範囲での摂取で直ちに鉄欠乏性貧血を引き起こすわけではありません。
カフェインの摂りすぎに繋がる
カテキンを多く含む緑茶や高濃度茶カテキン飲料にはカフェインも含まれているため、これらを大量に摂取すると結果的にカフェインの過剰摂取につながる可能性があります。カフェインを摂りすぎると、震え、不眠、興奮、吐き気、めまい、動悸や心拍数の増加などの症状が現れることがあります。特に妊娠中の方やカフェインに敏感な方は、摂取量に注意することが大切です。
シュウ酸の過剰摂取に繋がる
カテキンを多く摂取しようとして緑茶を過剰に飲むと、緑茶に含まれるシュウ酸の摂取量も増える可能性があります。シュウ酸は体質や摂取状況によっては尿路結石のリスク因子となることが知られています。ただし、通常の範囲での飲用で直ちに腎不全に至るわけではありません。結石の既往がある方や腎機能に不安がある方は、飲み過ぎに注意し、適量を心がけることが大切です。

