カテキンを控えたほうが良い人の特徴

腹痛、下痢、便秘などの胃腸障害がある
カテキンはポリフェノールの一種で、タンニン様作用を持つため、濃い緑茶を大量に摂取すると胃の粘膜を刺激することがあります。その結果、腹痛や胃の不快感、下痢などの症状が悪化する可能性があります。もともと胃腸が弱い方や消化器症状がある方は、濃いお茶を避ける、空腹時の摂取を控えるなどの工夫をするとよいでしょう。
貧血症状がある
カテキンはポリフェノールの一種で、食事中の非ヘム鉄と結合することで鉄の吸収を妨げる可能性があります。そのため、すでに貧血と診断されている方や鉄不足が指摘されている方は、食事中や食後すぐに濃い緑茶を大量に飲むことは控えたほうがよいでしょう。ただし、適量の摂取で直ちに貧血を悪化させるわけではありません。
腎機能の低下がある
カテキンそのものが直接腎機能を悪化させるわけではありませんが、緑茶にはカリウムが含まれています。腎機能が低下している方ではカリウムの排泄が十分に行えないことがあるため、医師からカリウム制限を指示されている場合は緑茶の摂取量にも注意が必要です。持病のある方は自己判断せず、医療機関の指示に従うことが大切です。
カテキンの効率的な摂取方法

飲料として緑茶を飲む
緑茶は不発酵茶で、カテキンの減少率が非常に少ない製法です。
日常生活の中で取り入れやすく、効率的に摂取出来るでしょう。
お湯の温度を70~80℃にする
お湯の温度によってカテキンは80℃以上、うまみ成分のアミノ酸は50℃以上の低温で溶けやすくなっています。そのため、70~80℃程度のお湯で淹れることでカテキンとアミノ酸の両方をバランスよく抽出することができます。
サプリメントで摂取する
飲料としてカテキンを摂取することが難しい場合、サプリメントでの摂取方法もあります。
その際はカフェインが除去されている、無農薬、有機栽培された緑茶が原料のものやカテキン含有量がしっかり配合されている物を選びましょう。
「カテキンが多い飲み物」についてよくある質問

ここまでカテキンについて紹介しました。ここでは「カテキンが多い飲み物」についてよくある質問に、メディカルドック監修管理栄養士がお答えします。
緑茶の中で一番カテキンを含む種類は何でしょうか?
若尾 愛加
1番多く含む物は茶葉ごと摂取する「抹茶」になります。100mlあたり90~150mg相当になります。次に多く含んでいるのが、「煎茶」で100mlあたり60~110mg、「玉露」は50~90mgとなっています。
カテキンを摂り過ぎると現れる症状は何でしょうか?
若尾 愛加
カテキンを多く含む緑茶はカフェインも含まれているため、カテキンを摂りすぎるとカフェインの過剰摂取による症状が出ます。具体的には、震え・不眠症・興奮・吐き気・めまい・心拍数の増加などの症状があります。また腹痛、下痢、便秘などの胃腸障害や鉄分の吸収が妨げられることによる貧血症状も出てしまう可能性があります。
まとめ
カテキンは緑茶などの飲み物から日常的に取り入れやすいポリフェノールの一種です。必須栄養素ではないため特定の摂取目標量は定められていませんが、適量を継続的に取り入れることで健康維持に役立つ可能性があります。カフェインやシュウ酸の摂りすぎにも配慮しながら、バランスのよい食事や適度な運動とあわせて、無理のない範囲で上手に取り入れていきましょう。
「カテキン」と関連する病気
「カテキン」と関連する病気は4個ほどあります。
各病気の詳細などはリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
腎機能に関連する病気
腎臓病
尿路結石血液に関連する病気
貧血消化器系の病気
腹痛
下痢
便秘「カテキン」と関連する症状
「カテキン」と関連している、似ている症状は9個ほどあります。
各症状の原因などはリンクから詳細記事をご覧ください。
関連する症状
貧血
腎機能低下
胃腸障害
震え
不眠症
興奮
吐き気めまい心拍数の増加
参考文献
日本カテキン学会
緑茶のカテキン含有量(一般社団法人 北海道消費者協会)
カテキンの副作用と効果・効能
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