情けない彼の姿
電車は見送ることにし、私は一度改札を出てそっと彼の元へ。彼は私に気づくと、「やばっ!」と女性から自分の手を離しました。隣にいた女性は突然の出来事にあ然としている様子。完全に修羅場に遭遇した……と思いました。
しばらく気まずい沈黙が続いた後、女性が「どうするの?」と彼に問いかけました。しかし彼は動揺して言葉が出ません。その情けない様子に女性は呆れたようで、「……お前、最低だね」と、ひと言残して立ち去っていきました。
そのときは、彼があっけなく見放される姿を目の当たりにして、少し気の毒にも思いました。しかし私もその場に残る理由はなく、何も言わず静かに後にしました。結局、彼は何も言わず、あの女性の正体はわからずじまいですが、彼の様子からして、私という彼女がいながらも、別の女性とも関係を持っていたのか、持とうとしていたのでしょう。この一件を経て、彼との関係は終わったのでした。
彼はこの出来事をきっかけに、少しは人として成長できたのでしょうか。今の私にはもう知る由もないですが、女性に悲しい思いをさせていないことを祈っています。
著者:榊原愛七/30代女性・1児の母。看護師・カウンセラー兼、恋愛エピソードを執筆するライター。
イラスト:にしこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
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