小日向ようさんは36歳のワーママ。単身赴任の夫・ゆきひろさんと、小学2年生の娘・ありさちゃん、すいちゃんとともに、4人家族として穏やかな日々を送っていました。
ある日、すいちゃんのクラスに山口レオくんという乱暴な男の子が転入してきます。すいちゃんを蹴り「やってない」と否定し、謝罪もなし。母親を呼んで話し合いをするも、横柄な態度で話し合いにならず、ようさんは仕方なく、すいちゃんの学童をやめさせました。
ある日、すいちゃんに無理やりついて帰ってきたレオくん。ようさんが玄関先で待たせた隙に姿を消し、担任の谷本先生やようさんが探し回る騒ぎになりました。
ところがレオくんは翌日も勝手に家に上がり込み、すいちゃんの本を無理やり取るなど乱暴します。注意しても反発するため、ようさんは「もう二度とうちに来ないで」と告げます。
しかし後日、すいちゃんがひとりで留守番の日にレオくんが再訪。
ようさんはレオくんの母親の帰りを待ち、直接話をしましたが、口論になるだけで、母親は「かえれ!」とようさんを拒絶します。
しかしそれ以降、レオくんは学校でおとなしくするようになり、素直に話を聞くようになっていったのでした。
積み重ねた信頼

















レオくん態度の変化に、ようさん親子は驚き、安堵します。
それ以降、レオくんが訪ねてきても、以前のように強い嫌悪感を抱くこともなくなっていきました。
後日、レオくんがすいちゃんと遊ぶ約束をして訪ねてきたときのこと。
ようさんは「人の家に入るときは挨拶をすること」など基本的なマナーを伝え、レオくんも素直に応じる姿を見せるのでした。
▼ようさんとレオくんの間には、信頼関係が芽生えているようです。それは、ようさんの根気強い関わりと、一貫した姿勢がありました。信頼関係は一度で築けるものではなく、相手を思いやりながら言葉を重ね、その積み重ねによって少しずつ形になっていくものです。
信頼は、たった一度の出来事で築かれるものではありません。相手を思って言葉を尽くすことと、それを受け止めようとする姿勢。互いに少しずつ歩み寄ることで、心と心は次第に近づいていくものです。
特に子どもは、周囲の大人との関わりによって大きく影響を受けます。安心できる存在がいることで、行動や態度にも変化が表れていくもの。今回の出来事は、「関わり方次第で子どもは変わる」ということ、そして日々の声かけや向き合い方の大切さを改めて教えてくれました。
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